犬が突然に走り出すのは危険?
愛犬とのお散歩中、ごく普通に歩いていたのに突然に走り出してしまうことがあると思います。人通りの少ない場所であればまだ良いですが、人が多い場所や車通りの多い道だと事故につながってしまう可能性も…。
皆さんリードを持ってお散歩していると思いますが、小型犬であっても突然に走り出すと飼い主さんの体が引っ張られることもありますし、筋肉質で力の強い犬種だと飼い主さんが転倒してしまうこともあるかもしれません。事故防止のために犬がお散歩中に突然に走り出す時の心理を確認しておきましょう。
犬が散歩中に突然に走り出す時の心理5つ
1.もてあました体力を発散している
運動不足気味な子は、体力をもてあましストレスを感じてしまっている可能性があります。飼い主さんが忙しくお散歩不足になったり、梅雨の時期などは悪天候で何日もお散歩に行けない日々が続いてしまうこともありますよね。そんな時はどうしても体力を上手に発散することが出来なくなってしまいます。やっとお散歩に行けた嬉しい気持ちも重なって、体力やストレスを発散するために急に走り出すことがあります。特に子犬や成犬に多いようです。
2.ウンチがしたい
室内でも見られる行為かと思いますが、犬は排泄の前後に走り回る行動をとります。我が家の愛犬も、お散歩中に急にリードを強く引くように小走りを始めるのがウンチのサインです。どうやら犬は便意を感じると興奮が高まり走り回る個体が多いようです。また走りながら安心してウンチできる場所を探しています。
3.嬉しくて興奮している
犬はお散歩が大好きな子が多いですよね。飼い主さんがお仕事中はお留守番を頑張り、部屋の中で長い時間を一人で過ごしている子も少なくないと思います。やっと大好きなお散歩でお外に出ることができると、解放感でいっぱいの気持ちになり急に走り出すことがあります。嬉しい気持ちからテンションが上がり走り出しているんですね。
また我が家の愛犬のケースですが、平日は家族の誰か一人が散歩に連れて行きますが、休日は家族全員で愛犬のお散歩に行っています。やはり家族全員が揃うと愛犬も嬉しいのか、急発進するかのごとく走り出しそうになります。もちろんリードを着けているので、そのまま走り出す事はありませんが、リードがなければどこまでも走っていってしまいそうな勢いです。興奮状態にあると走り出してしまうことは多いと思います。
4.早く好きな場所に行きたい
毎日のお散歩コースはなんとなく決まっているご家庭も多いと思いますが、時にはわき道に入ってみたり、あまり寄ったことのない公園に入ることもありますよね。愛犬自身にも好きな場所や歩いてみたい道などがあり、その目的の場所に早くたどり着きたい気持ちで走ることもあるようです。ある意味、欲求を叶えるために突然に走り出すんですね。
5.興味を持つ対象を発見した時
犬がお散歩中に興味を持つものは非常に多く存在していると思います。愛犬自身以外の他の犬はもちろん、空を飛ぶ鳥や虫などを見つけると瞬間的に走り出します。その他にも枯れて道端に落ちているお花に走っていったり、人間には感じることの出来ないニオイを察知して走り出す事もあります。犬は好奇心旺盛な個体が多いので、興味を持った対象がいったい何なのか確認したいんでしょうね。
突然に走り出しやすい犬はいる?
犬がお散歩中に突然に走り出すのは、どんな心理にしろ衝動的な行動になると思います。もちろん犬なので、慎重によくよく考えて行動することもあまりないと思いますが、性格や年齢、個体差で走り出しやすい犬もいるようです。
基本的に興奮しやすい性格の個体や犬種は走り出しやすい傾向にあります。逆に穏やかな性格や怖がりな子は慎重になり、あまり走り出すことはないようです。また様々なものに対しての経験が少ない子犬は、成犬よりも好奇心が旺盛なので猛ダッシュすることも。体力面を考えても子犬は元気いっぱいなので走り出すことが多いです。
まとめ
いつも落ち着いて上手にお散歩できるワンちゃんでも、時にはテンションが上がり走り出したい衝動に駆られることもあると思います。しつけが出来ていないと言われてしまえばそれまでですが、個人的には犬も毎日同じ一定の気持ちで生きているわけではないと思うので、そんな時がごくたまにあるのはしょうがないと感じています。
しかし、その行動を飼い主さんが許していてはいけません。もちろん事故につながる可能性がありますし、周囲の方へ恐怖心を与えかねません。走り出す事もそうですが、愛犬の突然の行動は飼い主さんがしっかり制御してあげましょう。