外に出ると歩かなくなる犬の心理①「抱っこして欲しい」
お外へ出るのは好きだけど、自分で歩くのは苦手、という犬がいます。実は、私の愛犬のポメラニアンもそうです。お外のニオイを嗅いだり、お外の景色を眺めたり、他の人や犬と触れ合ったり、楽しむことはできるんです。ですが、自分で歩くのではなく、飼い主さんに抱っこしてもらったり、カートに乗って楽しむことが好きなんです。抱っこでのお散歩や、カートに乗ってお散歩することに慣れてしまうと、自分で歩くことをしなくなってしまうことがあります。抱っこしてくれるまで絶対に動かないぞ!と、地面に寝転がって抵抗する犬もいます。お外に出ると歩かなくなるからといって、お散歩が嫌いなわけではありません。
外に出ると歩かなくなる犬の心理②「身に着けているものが気に入らない」
首輪またはハーネス、リードをつけてお散歩しますよね。サイズが合わなかったり、付け心地が悪いことで、歩かなくなってしまうことがあります。新しいものに変えたとき、これまでのものと付け心地が違い、戸惑ってしまうことがあります。ずっと首輪だったのに、いきなりハーネスに変えたことで、何だかカラダを締め付けられているような…と感じる犬もいるかもしれません。また、お洋服やレインコートを着せると歩かなくなる、という犬が多いです。歩かなくなってしまうことで、「これ、嫌だよ」と、サインを出しているのかもしれません。
外に出ると歩かなくなる犬の心理③「病気・体調が優れない」
病気や体調不良によって、歩くことがつらい状態である可能性があります。心臓や肺に異常があり、外に出て歩くことで、呼吸が速くなり、苦しいのかもしれません。関節や筋肉に炎症があり、歩くと痛みがあるのかもしれません。肥満である犬、高齢の犬、持病を抱えている犬など、その日のカラダの状態を確認してから、お散歩するようにしましょう。健康な若い犬であっても、お腹を壊していたり、体調が優れない日もあると思います。
外に出ると歩かなくなる犬の心理④「手足や肉球に異常が起きた」
地面には、割れて散らばったガラスの破片が落ちていることがあります。目には見えないほどの小さな破片かもしれません。植物の棘が落ちていることもあります。お散歩の途中で急に歩かなくなってしまったときは、手足のチェックをしてあげてください。私の愛犬は何度かあるのですが、急に立ち止まり、歩かなくなってしまってので、手足を確認しました。すると、右手に触れられることを嫌がりました。右手に何か異常があるんだなと思い、よく見てみると、肉球に植物の棘が刺さっていました。素足で歩く犬は、お散歩中に危険な異物を踏んでしまう可能性が高いので要注意です。
外に出ると歩かなくなる犬の心理⑤「関節や骨を痛めた」
私たち人間には、歩いているとき、足首をひねってしまい、痛めてしまうことがありますよね。しばらくすると痛みはなくなります。犬も同じように、お散歩の途中で、手足を痛めてしまうことがあります。他の犬が気になって、よそ見をして歩いていたら、手足が絡まってしまい、転びそうになった、なんてことがあるかもしれません。そんなとき、関節を痛めてしまうかもしれません。また、お散歩中に脱臼してしまう犬もいます。とくに、脱臼しやすいチワワやポメラニアンなどの超小型犬は、飼い主さんが歩くスピードが速く、必死に歩いてついて行っているかもしれません。急ぐあまり、関節炎や脱臼の原因になってしまうことがあります。
まとめ
お散歩中、地面に転がっている犬や、「行くよ!」という飼い主さんを無視して、立ち止まったまま動かない犬を見かけることがあります。とくに、夏になると増える気がします。いつものお散歩コースだけど、歩き疲れてしまい、「ちょっと休憩して行こう…」と、転がったり、立ち止まっているのかもしれません。