犬が暇を持て余している時の仕草や行動7つ
人間のように犬も「暇だな」と思うことがあり、その気持ちを飼い主さんに訴えていることがあります。犬が暇を持て余している時の仕草や行動7つと感情について見ていきましょう。
1.飼い主の前であくびをする
ストレスを感じていると犬はあくびをして、自分を落ち着かせようとすることがあります。飼い主さんの前であくびを見せてきたら、「遊んでくれないの?」と不安を伝えようとしているサインかもしれません。
2.ぼんやりとどこかを見つめている
どこを見つめているのかわからず、ただぼんやりとしている様子なのもストレスが溜まっている状態です。緊張感もなくただ一点を見つめている様子は、人間と同じように「退屈だな・・・」と思っているのでしょう。
3.前足を舐める
犬が前足を執拗に舐める仕草を見せる時は、ストレスが溜まっているサインとして注視してください。舐めすぎてしまい皮膚炎を起こす犬も中にはいます。
4.しっぽを追いかけている
グルグルと自分のしっぽを追いかけている行動は、犬のひとり遊びのひとつだと捉えましょう。かなり興奮している状態なので、触れようとすると怒ることもあります。
ただ、必ずしも嬉しさを表しているわけではありません。ストレスや不安を感じていたり、しっぽに不快感を感じている場合もあります。
5.飼い主のひざに前足を乗せてくる
座っている飼い主さんのひざにちょこんと前足を乗せてくるのは、「パピーリフト」という犬の仕草です。これは甘えている行動のひとつなので、「遊んで!」と訴えていることがわかります。
6.首をかしげる
犬が「なあに?」と聞いているような、首をかしげる仕草を見せるのは話をよく聞こうとしている仕草。人間の会話に疑問を持っているような可愛い仕草ですが、一生懸命に話を聞こうとしている行動のひとつです。
首をよくかしげる犬は「お話し好き」と言われています。暇を持て余している時こそ、飼い主さんの様子が気になって仕方がないのでしょうね。
7.眠り続ける
成犬の睡眠時間は12~14時間と本当に眠そうでもないのに犬が眠り続けるときも、「暇だな・・・」と渋々寝ていることが多いです。大人しいタイプの犬は、1日中飼い主さんのそばでゴロゴロしていたりします。
暇を持て余しているのかを判断したい場合は、寝ている以外の仕草にも注目してみましょう。遊んでいる時の様子や体調をチェックしてみてください。
犬が暇そうな時にしてあげたいこと
「退屈・・・」と犬が訴えているように感じた時、飼い主としてはどうすべきでしょうか?ストレスや不安を溜め込まないためにも次のようなことをしてあげましょう。
遊んであげる
飼い主さんのそばにいるだけでも犬は幸せ・・・ということではありません。やっぱりスキンシップをしたり、遊んでもらうことで嬉しさを感じるものです。
暇を持て余している時に「遊ぼう」と声をかけてあげましょう。ボールキャッチや引っ張りごっこなど、体を動かせて室内でも簡単にできる遊びが最適です。運動不足もストレスにつながってしまうので、雨の日や冬の間こそ遊ぶ時間を設けるようにしてくださいね。
体調チェック
愛犬の様子がおかしい場合は、体調チェックをする機会にしましょう。寝ている時間が多いとつい、「大人しくて助かる」と放っておいてしまいますよね。もしかすると、どこか具合が悪いのかもしれません。
あくびが多い時は、低血糖や貧血症といった病気の可能性もあったりします。最近では、お留守番の多い犬のうつ病も増えていることがわかっているので、「様子がおかしい」と感じる場合は早めに獣医師へ相談してみてください。
まとめ
犬も人間と同じように、暇や退屈を感じています。心が満たされないとストレスが溜まってしまい、心身の病気につながる可能性も・・・。仕事が忙しくて犬と過ごす時間が減ってしまった時は、遊ぶ時間を作るように工夫をしてあげましょう。