犬が呼んでも来てくれない時の心理①「今は構って欲しくないんだ…」
犬にだって、ひとりになりたい時間や、構って欲しくないときがあります。そんなときは、大好きな飼い主さんにどんなにしつこく呼ばれても、「今は無視しておこう…」なんて考えているかもしれません。
そして、そんなときは、目も合わせようとしません。本当に構って欲しくないんだなと思い、私はそれ以上は呼ばないようにしています。
犬が呼んでも来てくれない時の心理②「ふてくされている」
叱られたわけでもないのに、ふてくされていて、飼い主さんの呼びかけを無視することがあります。なぜ、ふてくされているのかな?と、思い当たることはありませんでしたか?
たとえば、ごはんのおかわりをおねだりしたけどもらえなかった、おやつのおねだりをしたけど後でと言われた、お散歩に行きたいのに外は大雨だ、など。
ふてくされていて、呼びかけに反応しないときの、犬の表情を正面から確認してみてください。犬が、ふてくされているときの、あのブスッとした表情も可愛いですよね。
犬が呼んでも来てくれない時の心理③「体調が悪い・怪我をしている」
体調が悪く、その症状に耐えているのかもしれません。怪我をしていて、その痛みに耐えているのかもしれません。そんなときは、自分の寝床やお気に入りの場所にいることがほとんどです。
ごはんはしっかり食べたでしょうか。下痢や嘔吐をしてはいないでしょうか。おしっこはしっかり出ているでしょうか。カラダの隅々までマッサージをするように触れてみて、痛がる部分はないでしょうか。
犬は、とても我慢強い生き物です。「お腹が痛いよ」「手が痛いよ」と、飼い主さんにもわかるようなサインを出すこともありますが、ジッと耐える犬がほとんどです。
犬が呼んでも来てくれない時の心理④「嫌なことが起こるかもしれない」
たとえば、犬がイタズラをしてしまったとき。飼い主さんに見つかってしまったとわかると、どこかへ隠れてしまいますよね。
「〇〇ちゃん!おいで!」「〇〇ちゃん!ちょっと来なさい!」と言って、イタズラをした形跡がある場所へ呼ぼうとしたことはありませんか?その呼びかけに反応し、飼い主さんの元へ行ってみると、こっぴどく叱られてしまった、という経験を、犬は“嫌な経験”として、いつまでも覚えています。
すると、イタズラをしたわけでもないのに、「〇〇ちゃん」と名前を呼ばれただけで、「おいで」と呼ばれただけで、“また何か嫌なことが起こるのではないか”と、身構えてしまうんです。
もちろん、飼い主さんの声のトーンや表情を見て、判断することもできるのですが、呼んでも来ないときは、ちょっと不安な気持ちもあるのかもしれません。
犬が呼んでも来てくれない時の心理⑤「病気や老化」
外耳炎や内耳炎などの病気によって、聴こえづらくなっているかもしれません。外耳炎や内耳炎である場合、耳の中を見てみると、赤茶色のような耳垢が大量に出ていることがあります。
耳の中の奥の方まで確認する必要はなく、耳の入り口にまで耳垢が出てきているはずです。耳のニオイを嗅いでみると、普段は感じることのない、異様なニオイがすることもあります。
また、耳が遠くなる、なんてよく言いますが、犬も老化によって聴力が衰えていきます。老化によって聴力が衰えてしまったのであれば、もう少し近づいて呼んでみてください。そうすると、反応があると思います。
犬は、7歳を過ぎた頃から“シニア”と呼ばれるようになります。シニアの年齢になったとき、聴力に衰えや問題はないか、診察を受けてみるのも良いと思います。
まとめ
呼んでも来てくれないとき、きっと、こんな理由があるからなのではないか、ということを5つご紹介しました。うちの愛犬たちも、私の呼びかけに反応してくれないときがあります。ほとんどが、構って欲しくないときです。しかたなく振り向いてはくれるのですが、ブスッとした、不機嫌そうな表情をしていて、それを見たくて何度もしつこく呼んでしまうんです。