犬に感謝の感情や感謝のサインはあるの?
「犬に感謝の気持ちってあるの?」と、疑問に思ったことはありませんか?インターネットや書籍などで調べてみても、その疑問に対するはっきりとした答えは見つからないようです。しかし、犬は感情豊かな動物である上に、3歳児程度の知能を持っていると言われているので、犬に感謝の感情があってもおかしくないように思えますよね。
犬の感謝のサインもこれといってないようですが、飼い主さんの中には愛犬の仕草や行動を見て、「ありがとうと言っているのかも?」と感じたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、犬の感謝のサインとして当てはまりそうな仕草や行動をご紹介したいと思います。
『感謝のサイン』①尻尾をブンブン振る
犬は全身を使って自分の気持ちを表現しますが、尻尾は最も犬の感情が表れる部位です。尻尾の位置や動きでさまざまな気持ちを私たちに伝えています。尻尾を高い位置で左右にブンブン振るのは、楽しいときやうれしいときです。
川で溺れそうになっていたところを心優しい男性に救出されたルーマニアの犬は、無事に岸辺に着くと尻尾をブンブン振りながら男性のそばを走り回り、その姿は全力で感謝を伝えているようだったといいます。
愛犬に何かをしてあげたときに、愛犬がうれしそうな表情で尻尾をブンブン振って見つめてきたら、「うれしい!ありがとう」と言っているのかもしれませんね。
『感謝のサイン』②顔や手をなめる
犬が人の顔や手をうれしそうにペロペロなめてくる仕草は、うれしい気持ちや楽しい気持ち、相手を慕っている気持ちなどを表現していますが、遊んでいるときやなでているときに愛犬が顔や手をなめてくると、「ありがとう」と言っているように感じることもあるのではないでしょうか。
屋根から降りられなくなってしまったアメリカの犬は、消防士に助けられた際、消防士の口元をペロペロとなめたそうです。犬は、消防士にうれしい気持ちを伝えたかったのかもしれませんが、感謝の気持ちを伝えたかったようにも思えますよね。
『感謝のサイン』③飛びついてくる
今年の3月にチリで、大型犬が日よけのシートに絡まって身動きが取れなくなり、近所の人から通報を受けて警察官が駆けつけました。警察官は、パニックになった犬に噛まれそうになりながらも、どうにかナイフでシートを切ることができました。すると、解放された犬は警察官に飛びつき、それが「ありがとう」のハグのようだと話題になりました。
犬がうれしそうに尻尾を振りながら飛びついてくるのは、喜びの表現です。でも時には、感謝の気持ちを伝えるために飛びついてくることもあるのかもしれませんね。
ピョンピョンと飛びついてくる愛犬は飼い主さんにとってはかわいいものですが、他人に飛びついて転ばせたりしたら大変です。人に飛びつきそうになったら「オスワリ」の指示を出すなどして、飛びつかせないようにしましょう。
『感謝のサイン』④笑顔のような表情を見せる
犬は喜びや楽しさなどの感情でいっぱいになったとき、目を細めて口元を緩やかに開き、まるでにっこりと笑っているような表情を見せます。
人は感謝の気持ちを相手に伝えるとき、笑顔で「ありがとう」と言うことが多いですよね。愛犬がにっこりと笑顔を浮かべて見つめてくるときも、「ありがとう」の気持ちが込められているような気がしませんか?
まとめ
私たち人間は、何かをしてもらってうれしいと感じたときに感謝の気持ちが生まれることが多いので、犬の喜びを表す仕草や行動が感謝のサインに思えるのかもしれません。実際のところ犬に感謝の感情があるのかは分かりませんが、「愛犬からの感謝のサインかも?」と感じたときはにっこりと微笑んで、「どういたしまして」という気持ちを伝えたいですね。
人には感謝の感情があります。いつもそばに寄り添ってくれている愛犬への感謝の気持ちを忘れずに、「大好き」と同じぐらい「ありがとう」と伝えましょう。
ユーザーのコメント
20代 男性 匿名
犬に感謝されるのは私にとって当たり前と思いながらも嬉しいものです。犬は信頼出来て憧れる飼い主だからこそ感謝の気持ちを伝えてるのかもしれません。
40代 女性 匿名