愛情表現が苦手=ツンデレ?
皆さんの愛犬はよく言われている愛情表現をしてくれますか?疲れているときや落ち込んでいるときに愛犬から愛情表現をされると、気持ちが明るくなったり前向きになりますよね。
しかし、中には愛情表現が苦手、下手くそな犬もいます。「うちの愛犬は私のことが好きなのかしら?」と不安に思う飼い主さんもいるかもしれません。愛情表現が下手くそな犬はどのような態度を取るのか、お伝えする前に一般的な犬の愛情表現はどのようなものか見ていきましょう。
犬の愛情表現ってどんなものがあるの?
一般的に犬の愛情表現といわれているものは下記のような行動をいいます。
- 口を舐める
- お腹を見せる
- しっぽを左右に激しく振る
- 前足を乗せてくる
- 擦り寄ってくる
- じっと見つめてくる
- お気に入りのおもちゃを持ってくる
これらは飼い主さんのことが大好きで信頼しているからこそ現れる行動です。
愛情表現が下手くそな犬が取る態度とは?
一般的な犬の愛情表現がどのようなものかわかったところで、反対に愛情表現が苦手な犬が取る態度はどのようなものなのでしょうか?
1. 帰宅しても反応が薄い
飼い主さんが「ただいま~」と帰ってきても、その場から動かず耳だけ傾けるなど反応が薄いことはありませんか?これは「お、帰ってきたな」と飼い主さんが帰ってきたことを理解していますが、飼い主さんが支度を済ませて落ち着いたら遊んでくれることがわかっているので、犬なりに冷静になって出迎えている状態です。
すぐにテンションを上げて周りをクルクル回ったり、走り回ったりする愛情表現も可愛いですが、ちゃんと日ごろの飼い主さんの行動を理解しているからこその態度ですね。帰宅後の片づけなど用事が済んだらたくさん遊んであげてください。
2. お尻をくっつけてそっぽを向く
座っているときにお尻を足などにくっつけて体はそっぽを向く行為は、無防備である背中を預けられる信頼している存在である証拠です。体はそっぽを向いていますが、くっついているところから飼い主さんの体温を感じてリラックスしているはずですよ。
このときに、背中を優しくゆっくり撫でてあげるとさらにリラックスできて、愛犬も嬉しがること間違いなしです。
3. 遊んでいる最中に唸る
おもちゃの引っ張り合いなど、遊んでいる最中に唸るときがある場合は、「楽しい!」という気持ちの表れです。唸っている=怒っているというイメージがありますが、飼い主さんと一緒に遊んでいるときは愛犬も楽しさを全面に出してきます。そのひとつが「唸る」という行為なんです。
しかし、興奮しすぎると愛犬も自分をコントロールできなくなるので、唸るようになったら少し落ち着かせるなどクールダウンさせる時間も作ってあげましょう。
4. 呼びかけにしっぽを一振りする
愛犬の名前を呼んでもしっぽを一振りするだけで、特に他の反応が見られないことがありますが、「聞こえているよ」「ここにいるよ」というサインだと言えます。これは飼い主さんのことを信頼しているからこそ現れるサインで、大げさな反応を示さなくてもわかってるよという深い愛情表現ですね。
5. 一心不乱にごはんを食べる
周りを気にせず、ごはんを一心不乱に食べる姿はとても無防備な状態です。その状態を見せているということは、飼い主さんを信頼している証。
反対に周りを気にしながら、少しずつごはんを食べている場合は安心できていないといえますね。飼い主さんの手から直接ドッグフードを与えるなど、安心して食べて良いんだよという状況を作ってあげると良いでしょう。
愛情表現は下手でも
愛情表現が苦手な犬は上記のような態度を取ることがあります。決して飼い主さんのことが好きではないという訳ではなく、むしろ深い愛情を持っているからこそ取る態度といえますね。
愛情表現が苦手というよりも、ツンデレな子なんだなと理解してあげると、より良い関係が築けることでしょう。また、今までは大げさなくらいに愛情表現をしてきた犬が突然、そっけない態度を取ってきた場合は、体調が優れない、飼い主さんとの信頼関係が崩れている、などの可能性が考えられます。日ごろから愛犬の様子はチェックするように心がけましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
愛情表現が下手くそな犬の態度をいくつかご紹介しました。皆さんの愛犬は愛情表現が豊かですか?それともあまり愛情表現をしない方ですか?
どちらにしても、日ごろから愛犬の様子を見ていれば、飼い主さんのことが好きかどうかわかるはずです。