そもそもしつけにオヤツは必要なの?
犬のしつけにオヤツは有効なのかを見ていく前に、そもそもしつけにオヤツは必要なのかを改めて考えてみましょう。「お手」や「おすわり」をさせるたびにオヤツをあげてしまうと、食べ過ぎや虫歯なども気になってきますよね。
それに、オヤツがなければ言うことを聞かなくなるのでは?という不安も出てきます。散歩で会うワンちゃんたちも、飼い主さんのひと言だけでサッとおすわりができる子もいます。
しつけにオヤツは有効ですが、オヤツがなくても確かに行えます。ただ、ワンちゃんがしっかり覚えるまではやはりオヤツを使った方が楽しんでしつけに臨んでくれるものです。
しつけにオヤツが有効な理由
では、しつけにオヤツが有効な理由について確認しましょう。次の2つにまとめた内容を改めて確認することで、今後のしつけも楽しくできるようになるはずです。
愛犬を集中させることができる
愛犬が大好きなオヤツがあれば、飼い主さんのしつけにも嬉しい気持ちで応じることができます。ザワザワした集中しにくい環境だったり、気持ちが乗らないときでもオヤツの効果で「頑張ろう」と愛犬に思わせることができます。
難易度高めのしつけトレーニングが成功できる
いつもよりレベルの高いしつけを教えたいときにも、オヤツはとても有効的です。プロのトレーナーさんたちも、しつけトレーニングには必ずオヤツを持ち歩いています。難易度が高いしつけトレーニングには、スペシャルオヤツを用意するとさらに有効です。
愛犬をしつけにオヤツを使うときの3つの注意点
愛犬にはしっかりとしつけを覚えさせたい飼い主さんは、しつけにオヤツを使うときの3つの注意点をぜひ覚えておいてくださいね。
食べすぎに注意する
まずは愛犬に適した1日分のオヤツの分量を確認してください。与え過ぎて満腹になり過ぎてしまえばしつけに集中できなくなり、肥満も気になってしまいます。
細かくして持ち歩く
上手にオヤツを与えるコツは、1日分のオヤツを細かくして持ち歩くことです。ごほうびのオヤツは小さくて構わないので、「よくできました!」と褒めながら与えてあげましょう。
夢中になりすぎないものを与える
これも上手にしつけをするポイントなのですが、しつけの難易度に合わせてオヤツを使い分けてください。しつけそっちのけになってしまうほどスペシャルオヤツを与えるのは、ちょっと難しいトレーニングができたときにしましょう。
おやつがなくてもできるようにする
少しずつ愛犬と飼い主さんの信頼関係が結ばれていけば、オヤツを見せなくても「おすわり」という指示にサッと従えるようにも訓練してください。いきなりオヤツを抜くのではなく、時々オヤツ抜きで指示するという感じで行っていきましょう。
まとめ
しつけにオヤツは有効ですが、与え過ぎないように注意しましょう。「オヤツを見せないとおすわりしない・・・」と悩んでいる飼い主さんは、上手くオヤツを使いながらしつけを行ってみてください。
長い目で見て、最終的におやつなしで指示に従うことを目標にしてみましょう。それまでは焦らずに、愛犬との信頼関係を築くことに気持ちを向けてみてください。
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20代 男性 匿名