抱っこしてほしい時
特に小型犬に多いのが「抱っこしてほしい」という要求の場合です。体の小さい小型犬は飼い主さんに抱っこしてもらうと安心できますので、甘えて抱っこを要求する子も多くいます。
注目してもらうために立ち上がる
犬は何か要求がある時に、飼い主さんの膝に前足を掛けてアピールすることもあり、その延長で2本足で立つ姿勢になることがあります。体が小さい小型犬は、飼い主さんの視界に入って注目してもらうために後ろ足で立ち上がることも少なくありません。
立ち上がったら抱っこしてもらえた経験がある
「2本足で立つと抱っこしてもらえた」という経験がある子は、抱っこしてほしい時に立ち上がるようになります。
助けて~!と立ち上がることも
他の犬や知らない人に出会った時に怖がってしまい、抱っこしてもらってその状況を回避したいという時にも立ち上がって抱っこを要求することもあります。
遊んでほしい時
犬は遊んでほしい時に、後ろ足で立ち上がった後そのまま2本足でジャンプをしたり、前足を「ちょうだいちょうだい!」というように手招きするような動作をすることがあります。元気いっぱいな若い犬に多く見られますね。
嬉しさが爆発した時
飼い主さんの帰宅時には嬉しさが爆発して、後ろ足で立ち上がってその嬉しさを表現する犬も多くいます。後ろ足だけでジャンプしたり、中にはフラダンスを踊っているかのように後ろ足でステップを踏んでしまう子も!2本足で立ってしまうくらい、犬は飼い主さんが帰ってきてくれたことが嬉しいのです。
緊張した時
散歩中に知らない人や犬、車など「怖い」と思うものに出会った時、犬は後ろ足で立ち上がってフリーズしてしまうことがあります。
「敵意はありません」のアピール
犬にとって自分のお腹を相手に見せる行動は「戦う気はありません」というボディランゲージです。本来ならば地面に転がってお腹を見せるのですが、初めて会った犬や人に対しては「攻撃されるかもしれない」と緊張し、すぐに逃げられる2本足で立ち上がった状態でお腹を見せることがあります。また、後ろ足で立ち上がった状態で動かずフリーズするのも「襲う気はありません」の意味があるのです。
知らない人にリードを持たれた時
知らない人や小さい子供などにリードを持たれると、警戒心の強い犬はその人のことを信頼しきれずに緊張してしまいます。その時に「リードを任せられない」と感じて後ろ足で立ち上がってしまうことがあります。
上にある物が気になった時
テーブルの上にあるお菓子やおもちゃなど、自分の目線よりも上にある物を見たい時に後ろ足で立ち上がることがあります。中型犬や大型犬ならば後ろ足で立ち上がると身長がグンと高くなりますので、簡単にテーブルや低い棚に届いてしまいます。人間のお菓子は犬の手が完全に届かない場所にしっかりしまっておきましょうね。
まとめ
犬が器用に後ろ足で立ち上がる姿にはクスッとしてしまいますよね。犬は抱っこしてほしい時や嬉しい時のほか、緊張したり怖がったりした時にも後ろ足で立ち上がることがあることを初めて知りました。ダックスフンドやコーギーなど腰に負担がかかりやすい犬種は、ヘルニアになりやすくなってしまうので後ろ足で立ち上がる態勢は注意してあげてくださいね。