風が強い日にお出かけするときの注意点①「目への異物混入に要注意!」
風が強かった日の翌日、“目の調子が悪くて…”と、病院へ行くワンちゃんが増えるようです。風が強い日、砂埃が舞って目が痛い、という経験が私たち人間にもありますよね。私たち人間の目の高さは高い位置にあるため、足元で舞っている砂埃が気にならないことがあります。
しかし、犬の目の高さはもっと下の位置にあるため、ちょっと風の強い日でも、目に砂埃が入ってしまいやすいです。そのため、風が強かった日の翌日、目が赤くなってしまったり、涙や目ヤニがたくさん出てしまったり、目を痒がったり痛がったりすることがあります。気づいてあげられずにいると状態が悪化し、結膜炎や角膜炎などの原因になる可能性もあります。
犬の目に砂埃が入ってしまったときの対処法
すぐに病院へ行くことができない場合には、ドラッグストアで売られている“精製水”とスポイトを使って、砂埃を取り除いてあげることができます。スポイトに精製水を入れます。目薬をさすようなイメージで、犬の目の表面に精製水を垂らします。何度か繰り返すうちに、砂埃を洗い流すことができます。
風が強い日にお出かけするときの注意点②「転倒とケガに要注意!」
特に、ポメラニアンやチワワなどの超小型犬は、強風による転倒とケガにご注意ください。風が強い日は、急に突風が吹くことがあります。突風に煽られて転倒し、ケガをしてしまう可能性があります。
うちのポメラニアンも風が強い日のお出かけ中、歩いているところに突風が吹き、躓いてしまいそうになったことがありました。擦り傷で済むなら良いですが、骨折など大怪我をしてしまう可能性もありますので、十分に注意しましょう。
風が強い日にお出かけするときの注意点③「物が飛んでくるかも!?」
風に飛ばされてしまった物が、犬に向かって飛んでくるかもしれません。木の小さな枝が折れ、犬の顔に向かって飛んでくるかもしれません。目に刺さっては危険です。頭上に設置してある鉄板の看板が落ちてくるかもしれません。犬だけではなく、飼い主さんにとっても大変危険です。軽い物であっても、風に飛ばされて勢いで、当たったときの衝撃は大きくなります。何が飛んでくるかわからないため、不安ですよね。
風が強い日にお出かけするときの注意点④「うんち袋が飛んでいっちゃう!」
お出かけのとき、愛犬用のバッグの中には、うんちを入れるための袋など用意されているかと思います。リュックやファスナー付きのバッグであれば良いのですが、トートバッグなど口が開いたタイプだと、うんち袋が風に煽られて飛んでいってしまうことがあります。
私は、うんち袋と、お尻を拭くためにちぎって入れておいたトイレットペーパーが飛んでいってしまったことがあります。愛犬を家族に預け、走って追いかけました。とっても恥ずかしかったです。あまり経験されないかもしれませんが、風の強い日は、うんち袋が飛ばされてしまわないようご注意ください。
風が強い日にお出かけするときの注意点⑤「ボサボサヘアーになっちゃう!」
長毛種であるポメラニアンのお話なのですが、風に煽られたことで、せっかくのサラサラヘアーがボサボサヘアーになってしまいます。被毛の中には砂埃が入り込み、ブラッシングだけでは何だか不衛生かなと感じ、結局はシャンプーをすることに。
短毛のワンちゃんも、被毛の中に砂埃が入ってしまっているかもしれません。長毛種のワンちゃんは、お洋服を着せるなどし、ボサボサヘアーになってしまわないよう対策しておくと良いと思います。
まとめ
愛犬の安全のことを考えると、できることなら風の強い日のお出かけはしたくないですよね。風の強い日にお出かけすることがあるときは、ワンちゃんも飼い主さんもご家族も、みなさんケガなどに注意して、安全にお出掛けしてくださいね。