犬が危機感を抱いたときに見せる仕草や行動とは?
愛犬と生活していると色々な仕草や行動を見せてくれますよね。今回はその中でも危機感を抱いているときに見せる仕草や行動についてご紹介していきます。
しっぽを垂直に立てる
しっぽを上にまっすぐ立てている場合や、その状態のまま左右に振っているときは緊張している仕草であり、相手がいればその相手に警戒している、また何か起こるのでは?という危機感を抱いている状態にあります。
突然止まる
散歩中などによく見られる行動で、前から見知らぬ犬や人が近づいて来たときに突然止まることがあります。これは、見知らぬ相手に対して警戒している、危機感を抱いているというサインです。
また、目で見える相手だけでなく新しい音を聞いたときでも突然止まるということがあります。楽しい散歩中でも愛犬は周囲の状況をきちんとキャッチしているといえます。
口をかたく閉じる
ついさっきまで口を開けていたのに、ギュッと口をかたく閉じるような仕草を見せた場合は、何かしらに危機感を抱いている証拠です。この場合、口をかたく結んでいるだけでなく耳をピンと立てて微かな音も漏らさないようにしていることが多いです。口をかたく閉じる理由としては、自分の息遣いが相手に聞かれて、居場所を気づかれないようにするためだと言われています。
じっと見つめたままゆっくりと歩く
相手が見えているときに、歩くスピードが遅くなりじっと相手を見つめて近づくような仕草を見せたらこれも警戒しているときに見せる行動といえます。対象物がこちら側に危険な行動を取らないか、注意深く様子をうかがっている状態です。
皆さんは上記のような愛犬の仕草や行動に見覚えはありませんか?よく観察していないと見逃してしまう仕草もありますので、日ごろから何かしらに危機感を抱いている可能性があります。家にいるときや散歩中など、なるべく愛犬の様子を観察してみましょう。
犬に警戒心を持たせないようにするには
実際に犬を飼っていると、よその犬も可愛くて出来れば仲良くなりたいという気持ちが強くなりますよね。しかし、やみくもに接触しようとすると相手の犬に危機感を抱かせてしまいます。では、どのようにすれば犬に警戒心を持たせないで、触れ合うことができるのでしょうか。
自分を威圧的に見せない
自分よりも大きい人間が目の前に現れるとどうしても警戒してしまいます。犬の警戒心を少しでも弱めるためには、自分を威圧的に見せないことです。まずは、正面には立たず斜め横あたりにしゃがんで犬と同じ目線になるようにします。
自分から手を出さない
犬の近くまで来ても自分から撫でようと手を出したり、それ以上近づこうとせず、犬から寄ってくるのを待ちます。ニオイを嗅いでくるようであればそのまま嗅がせてあげてください。自分に興味を持ったら胸あたりをそっと撫でてあげましょう。
怖がったらそこでやめる
どんなに距離が近づいていても、警戒心が強い犬や、人見知りの犬は怖がったりまた距離を取ろうとすることがあります。その場合は、すぐに触れ合うのをやめてあげましょう。しつこくするとその行為がトラウマになったり、さらに警戒心を強くさせてしまいます。無理強いせず少しずつ仲良くなれるように、触れ合い方にも気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。犬が危機感を抱いたときに見せる仕草や行動をご紹介しました。実は気づいていないだけで、日ごろご紹介したような仕草や行動を見せている可能性があります。また、他の犬に対しての接し方が悪く、警戒させてしまっていることも考えられますよね。愛犬の様子を観察することはもちろん、他の犬と触れ合うときにも仕草や行動をよく見て警戒心を煽らないように注意しましょう。