理由①ホルモンバランスの乱れ
避妊手術直後
女の子の場合、特に避妊手術直後はホルモンバランスが乱れた状態になりやすいため、気分の浮き沈みが激しくなりやすいことがあります。
本来の生理の時期を脳が覚えている
避妊手術をした後でも本来生理が起きる時期を脳は覚えているため、その時期になると生理は来ないもののテンションが低かったり気が荒くなったりと情緒不安定になることがあります。
病気ではないので見守ろう
避妊手術後のホルモンバランスの乱れは、術後の体が順応していくにつれて落ち着いてきますので、しばらく様子を見てあげましょう。
理由②「犬走り」の直後
「犬走り」とは?
「犬走り」とは、犬が突然猛スピードでダッシュする現象の呼び名です。犬走りはストレスやモヤモヤした気持ちの発散であったり、急激に興奮状態になったのエネルギーの発散の役割りがあると言われています。
犬走りは突然始まり、突然終わる
この犬走りは突然始まり突然終わるのが特徴なので、猛ダッシュして駆け回っているかと思いきや急に静かになるのでとてもビックリします。犬にとって犬走りは遊んでいるというより、高ぶる気持ちや心の葛藤などの発散の目的で行うものなので、ワンちゃんの気が済んだら急におとなしくなります。
理由③洋服を着させたから
多くのワンちゃんが、服を着させられた後に静かになってしまうようです。服を着させた途端にピタッと動かなくなってしまったり、神妙な顔をしてしまう様子がネットでも話題に上がっていました。服の体を包む感覚にワンちゃんが戸惑ってしまったり、嫌だなぁと感じてしまったりすることでテンションが下がってしまうのです。
理由④気になる音が聞こえたから
犬の聴力は人間の優れていますので、人間には聞こえない音でも犬には聞こえていることがあります。
特に犬は子供の声や女性の声などの高い音に反応しやすいと言われています。それは、犬にとって「高い音=褒められている」と感じる特徴があるためです。逆に低い音は「叱られている」と感じやすいので、低い音が聞こえた時には不安に思って静かになってしまうことがあります。
高い音や低い音で気になる音が聞こえた時に、ワンちゃんはその音を集中して聞くために遊びを止めて急に静かになることがあります。
理由⑤突然の体調不良
どこかが痛くなった
元気に走り回ったりお散歩をルンルンで楽しんでいる最中、不意に足をぶつけてしまったり肉球が切れてしまったりするアクシデントもありますよね。ワンちゃんが突然静かになった時に足をケンケンしていたり引きずっているような様子を見せた場合、足や腰などが急に痛くなってしまった可能性があります。
過呼吸のような荒い呼吸になった
楽しさや興奮が爆発してしまうと、急に過呼吸のように呼吸が荒くなってしまうことがあります。我が家のワンコも散歩中に過呼吸状態になりやすい子なのですが、それまでルンルンで歩いていたのにピタッと歩くのをやめて過呼吸状態に陥ることがあります。興奮が原因での過呼吸は、だいたい10秒ほどで治まるので様子を見てあげましょう。
まとめ
犬のテンションが急に下がってしまう原因はいくつかあり、「犬っぱしり後」や「気になる音に集中している」などの生理的な理由から、ホルモンバランスの乱れ、外部刺激によるものなど様々です。
私たちでも時々「なんか気分が乗らなくなっちゃったなぁ」と思うこともありますが、犬も同じく気分の浮き沈みが現れることがあるようです。特にホルモンバランスの崩れやすい避妊手術直後のワンちゃんは気分の浮き沈みが激しく表れることもあります。
また、服を着させたりどこか痛くなってしまったなどの外部刺激が原因でテンションが下がってしまうこともありますので、急にワンちゃんが静かになってしまった時には不快に感じている原因がないか確認しておきたいですね。