犬が褒められたときによく見せる仕草3選
犬を飼っている方であれば、愛犬を褒めたときにいろいろな仕草を見せてくれることはご存じですよね。今回は、その中でも特に目にする仕草を3つ挙げてご紹介していきます。
①しっぽを軽快に振る
愛犬を褒めたときにしっぽを軽快に左右に振る仕草を見せる場合は、「嬉しい」という気持ちが全面に出ている証拠といえます。しかし、同じ「しっぽを左右に振る」という仕草でも、振る速さや幅、しっぽの高さによっては意味合いが異なるので注意しましょう。
しっぽの振り方によって見る愛犬の気持ち
しっぽを振るという仕草でも、少し違うだけで愛犬の気持ちが正反対の意味になってしまいます。ある程度、仕草の意味を理解しておくことでそのときの愛犬の気持ちを汲み取ることができますよ。
狭い幅で少しだけ振る
狭い幅の中で数回少しだけしっぽを振る行為は、相手に挨拶をするときに見られる仕草です。初対面でも親しい間柄でも、同じような行動を取ることがあります。
大きく左右に振る
左右に大きく振る場合は「一緒に遊ぼうよ」「ケンカをする気はないよ」といった意味合いになります。特に、犬同士でじゃれ合っているときにこの仕草が見られることが多いです。
腰を落とした状態でしっぽを左右に振る
お座りをした状態で床を掃くようにしっぽを振る仕草は、相手に敬意と愛情を表現しているといわれています。
腰ごと左右に振る
しっぽだけではなく腰(お尻)ごと左右に振っている場合は、相手に対して最大限のへりくだりの行為といわれています。とっても幸せという気持ちでもあれば、もう離れないでほしいという気持ちも入り交ざっているような感情を表しています。
しっぽを水平の状態で左右に振る
しっぽの位置が比較的水平の状態で左右に振る仕草は、まだ相手との関係性が分からず「不安」「よくわからない」という気持ちが表れています。接していくうちにお互いの立場がわかるようになり、しっぽが高くなったり低くなったりして、さらに自分の気持ちを表していきます。
しっぽが斜め下の状態で左右に振る
斜め下に向かっている状態でしっぽを緩やかに振っている場合は、いわゆる「リラックス状態」といえます。
②口元を緩めて舌を出す
犬も人間と同様にリラックスしていると口元が緩み、さらには舌が見えるような表情になります。文字通り笑っているような表情をといえますが、あれはリラックスしている証拠なのです。他にも気分を落ち着かせるためや、相手に敵意がないことを示すために舌を出すという仕草をすることがありますよ。
③走り出す、走り回る
突然愛犬が走り出したり、その場を走り回ったりすることはありませんか?犬はじゃれ合っているときに、走り出して相手の気を引いて遊びに誘う習性があります。飼い主さんに褒められて嬉しいという気持ちから、さらに飼い主さんの気を引こうと走り出すようですね。このときに、声をかけるとさらに興奮状態になり、猛ダッシュを繰り返すようになります。
愛犬の上手な褒め方
犬を褒めるときに一番重要なことは「タイミング」です。なぜ褒められているのかきちんと愛犬に理解させる必要があります。最も良いとされているベストタイミングは、犬に命令した内容通りに行動を完了したときといわれています。
また、褒めるときはオーバーリアクションを心がけてください。「自分は褒められてるんだ!」と愛犬が分かるように、大きな声、嬉しそうな表情、赤ちゃんをあやすときのような猫なで声で褒めてあげましょう。褒めるときは「タイミング」と「オーバーリアクション」を意識することを忘れずに、心がけることでさらに愛犬が喜んでくれること間違いなしです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。褒めたときにいろいろな仕草で嬉しい気持ちを表現してくれる愛犬。こちらもつい嬉しくなってしまいますね。しかし、何もないのに褒めてしまうと効果が薄れてしまうので、ここぞというときに褒めてあげるように心がけましょう。