犬のしつけについて、愛犬のことをよくりしたくて、勉強しました。今は、動物看護士、ペットアロマセラピストを取得しました。勉強中なのは、トリマーに動物介護士、動物介護ホーム責任者の資格を取得できるように、がんばっています。
犬のしつけをする意味について
犬が人間の世界で生活するにあたって、人間のマナーやルールなどの決め事をおぼえさせることがとても大切です。
子犬のしつけをする前に観察しておくことについて
犬には、それそれの犬種にもたれている性格もありますし、個体別にもっている性格もあります。それぞれにあった”しつけ”の方法を考えていきます。
犬の性格の種類
- マイペースタイプ
- 臆病なタイプ
- 頑固で強引なタイプ
- 陽気で愛想がよいタイプ
子犬のしつけをするにあたって、絶対的にまもるべきことについて
犬は必ず”リーダー”をみています。必ず、飼い主が”リーダー”ということを植え付けることが大切です。飼い主がリーダーだと理解すれば、飼い主の言う事に服従します。犬が好き勝手なことをしてしまったら、飼い主をリーダーとみなしていなく、自分より下と思っていることになります。
飼い主をリーダーと理解してもらうには
- 信頼関係を築くことが最優先
- 子犬の時代からしつけをする
- 生活のリズムは飼い主が決める
子犬と信頼関係を築くには
犬にとってリーダーは絶対的存在です。リーダーは、ただただ強いという存在だけでなく、食事や安心できる場所の確保をしてくれたり、敵から守ってくれる存在でもあります。
子犬の時代からしつけるには
だいたい生後3週間から13週間の間でまなばせるのがよいといわれています。なぜかというと、その時に、子犬の性格がつくられていくからだそうです。”こんなに早く?”と思いますが、子犬の成長は早いので、早くにしつけをしていきます。
生活のリズムを飼い主が決めるには
”犬が散歩や食事をもとめてきた”という事は、よく耳にすることです。愛犬がかわいいからといって、子犬がお願いするがままに飼い主が行動してしまうと、子犬自身がリーダーを飼い主を理解しなくなってしまいます。子犬が催促してきても、飼い主が決めた時間に食事などをすることが、大切です。また、飼い主がしつけをして、よくできたら、ご褒美をあげるとよりよいでしょう。
子犬のしつけの仕方について
”ほめてしつけをする”ことが、大切です。絶対にしてはいけないことは、しつけがうまくいかなくて、叱ってしまう事です。ついつい、叱ってしまいがちになりますが、そこは飼い主がグッと押さえて、冷静な態度で”ダメ””いけない”のように声をかけます。
子犬をしつけるときのステップについて
子犬はなんでも食べてしまいますので、子犬が生活する空間では、誤飲誤食にならないようにうに、しっかりと環境を整えてください。家族に迎えたばかりの子犬は、さみしさや不安から、ほえたりしますが、その時にすぐにかまったりはしないようにしましょう。ほえれば、かまってもらえると勘違いしてしまいます。
ワクチンが済んでいれば、少しづつ散歩を始めてください。いろいろな環境を見せてあげるたり、人に慣れさせるようしていきましょう。
子犬のしつけの方法について
信頼関係を築く
スキンシップをよくとりましょう。子犬のいろんな場所をさわって、どの場所にどの反応をするかみておきましょう。
抱き方
愛犬が落ち着ける抱っこの仕方を飼い主が学んでおきましょう。無理に前脚をひっぱったような抱きかたはやめましょうね。
マズルコントロール(鼻と口の部分)
マズルを押さえられるというのは、服従ということです。マズルは犬にとって、基本的に触ってほしくない場所になります。飼い主がマズルコントロールができると、しつけをしやすくなったり、歯磨きや服薬をするときにたすかる行為です。マズルを、力いっぱい持つことは、絶対にしないでくださいね。
アイコンタクト
子犬の名前を読んだら、子犬に飼い主の”目”をみるようにしつけましょう。これからの、しつけに必要な行為になります。アイコンタクトのしつけの時に、飼い主から目をあわせるようなことはしないようにしましょう。もし、子犬の方からのアイコンタクトがうまくいかないようでしたら、おやつなどを使って、飼い主の目を見るようにしていきましょう。
安心感をあたえる
背後から覆いかぶさるように近づくことができるとよいです。これを、専門用語では、”ホールドスチール”といいます。飼い主に安心して子犬自身の身をあずけられるようにするとよいでしょう。
子犬の体のいろんな場所をさわる
子犬の体のいろんな場所をさわってみます。これを、専門用語で”タッチング”といいます。どこをさわっても、子犬が抵抗しないようになれば最高ですね。また、仰向けにさせることができれば、飼い主に対して服従心をあらわすので、やってみましょう。
子犬のしつけの仕方について(基本動作)
おすわり
子犬にとって落ち着ける姿勢です。子犬の鼻先におやつや、注意をひけるものを持っていき、その手を頭の上に持って行って見上げる状態になると、子犬が自然におすわりをする格好になります。その時に、”おすわり”と言ってあげます。上手に座れるようになったら、ご褒美をあげるとよいでしょう。
待て
飼い主が子犬の近距離で向かい合って、おすわりをさせて、”待て”といい飼い主が少しずつ子犬から離れていきます。子犬が動かずにいたら、”よし”といい、”待て”の解除をします。できたら、ご褒美をしてあげるとよいでしょう。
おいで
おすわり→待てをさせて、飼い主が子犬からはなれます。”おいで”といって、おやつなどで、飼い主のところまで来させます。それを何度か繰り返して、できるようになったら、しっかりとほめてあげましょう。
お手
こちらは、コミュニケーションにもなる動作です。子犬を向かい合い、おすわりをさせて、片方の前の脚の後ろ側に飼い主の手をもっていくと、子犬は脚をあげるような形になります。飼い主の手に、子犬の手がのったときに、”お手”といって教えます。できたら、ご褒美でほめてあげるとよいでしょう。
伏せ
子犬におすわりをさせます。おもちゃやおやつをつかって、子犬の鼻先におやつをもっていき、そのおやつを床の方に近づけてさらに、そのおやを飼い主の方にもっていくと、自然と子犬の前脚が伏せをするように前にきます。これは、なかなか難しいので、ゆっくりと何度も行うとできるようになるでしょう。
子犬の問題行動について
”ほえる”行為や、家具などを”かじる”行為になります。叱ってやめさせるのではなく、原因や理由があるので、まずは、それを解決していきましょう。問題行動は、なかなかとめられないものですが、あせらずに、ゆっくりじっくりと対処していきましょう。
まずは、”ほえる”ことですが、警戒して吠えてしまう事や、飼い主に何か要求するためのほえる行為は、絶対にやめさせましょう。
子犬の問題行動の回避方法について
吠える
人に吠えてしまう場合は、お座りして待てをさせます。おとなしくほえなければ、ご褒美でほめます。室内犬の場合、来客に吠えてしまうときは、お客さんが来る前に、ハウスにいれておくとよいでしょう。親しいお客さんでしたら、ご褒美などを子犬にあげたりして、来客慣れをさせるといいかもしれません。
かじったり、かんだりする
本気噛みは、警戒心や恐怖心からくるものです。子犬にかんでもいいもの(おもちゃ)をあたえるといいでしょう。それは、かんでもいいものと認識させます。人をかむ場合は、手に嫌な臭い、子犬の嫌う臭いをつけたりしても、よいでしょう。
粗相をしてしまう
こちらも、とっても根気のいるしつけになります。失敗しても絶対に叱らずにすることが大切です。トイレシーツが汚れていたり、トイレサイズが小さすぎたりすると、トイレを嫌がってしまうので、粗相したりする原因にもなります。
拾い食いをする
散歩中とかで、拾い食いをしてしまうこともあるので、その時は、飼い主が子犬が歩く先を確認して散歩させましょう。危ないものがありましたら、子犬の視線を違うところに向けさせておくとよいでしょう。
飛びつき
飛びついてきたら子犬を無視して、子犬が落ち着くのを待ちます。落ち着いたら、お座りさせて、待てをさせて、おとなしく座っていたらご褒美をあげます。この時に、愛犬のかわいさに抱っこしてしまう場合がおおいですが、絶対にやめましょう。
分離不安
飼い主がいなくて子犬がさみしくなってしまい、ほえたり、いけないものをかじったり、粗相をしたりします。これが、だんだんとストレスになってしまいます。飼い主が自宅にいても、飼い主にべったりとさせるのではなく、一人にさせる為に、ハウスにいさせたりと、べったりをなくしましょう。留守番ができなくなってしまうので、気を付けましょう。分離不安になると、精神疾患になるので、ほかの病気などでてきてしまう恐れもでてきます。
最後に
子犬も本当にかわいくてかわいくて仕方ない感じですが、子犬の時代にしっかりとしつけをしていかないと、問題行動がやめられなくなってしまいます。かわいい愛犬の為に、毎日楽しく過ごせるように、”しっかり””じっくり””あせらずに”しつけをしていくのが、大切です。粗相なんてしちゃうと、つい飼い主は「イラッ」としてしまいますが、叱ってのしつけは、しつけをうまくいかなくさせてしまうので、基本”ほめてしつける”をモットーにしていくといいとおもいます。我が家は3匹の多頭飼いなので、それぞれ問題行動はありますが、今でもじっくりと問題行動回避をしていってます。
毎日、楽しく幸せに愛犬とくらしていけれますように!