犬が人に気を遣っていると感じる瞬間2つ

犬が人に気を遣っていると感じる瞬間2つ

愛犬が妙に距離をとってきたり、呼んでも近づいてこないことはありませんか?もしかしたら、それは愛犬があなたに気を遣っているサインなのかもしれません。

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犬は人の表情から感情がわかる?

犬と女性

オーストラリアの研究では犬は人間の表情から感情を読み取っているという結果がでました。犬は人間の喜んでいる顔と起こっている顔の区別ができ、喜んでいる顔はポジティブな意味があること、怒っている顔はネガティブな意味があることを理解できるといいます。

また区別ができるのは飼い主さんや普段接している人間だけではなく、一度も合ったことがない知らない人間の表情でも区別できることがわかりました。

犬は笑顔を理解するほうが怒った顔を理解するよりも早く、怒っている顔はネガティブなものだとしっかり理解しているといいます。

人に気をつかっていると感じる2つの瞬間

赤いボールとチワワ

遊びを中断して近づいてくる

もし飼い主さんが泣いたりしていたときに、犬が自分の遊びを中断して近づいてきた場合は飼い主さんを気遣っている状態でしょう。犬は飼い主さんの感情の変化に敏感です。とくに悲しんでいる状態のときは心配して近づき、そっと鼻で触れてきます。

とある実験結果では犬の84%がそういった行動をとるという結果が出ました。人間で言えば3〜4歳ぐらいの行動で、社会的な精神が成熟していると言えます。

またこの行動は飼い主さんにだけ限った話ではなく、知らない人でも同じように慰めるような行動をとることがあります。飼い主さんを含む人間の感情を読み取り、悲しみを癒そうとしてくれるのです。

呼んでもこない

例えば飼い主さんが忙しくしているときに犬の名前を呼んでも近づいてこない場合があります。呼ばれていることはわかっていても気を使って近づかないのです。他の犬や人間と遊んでいたり、話していたりするときには邪魔をしないように少し遠くから眺める犬もいます。邪魔になる、ということを理解しているためそのような行動ができるのでしょう。

一方で単純にすねてしまって近づかないこともあります。叱られた後や相手をしてもらえなかったときなどに多いでしょう。

犬に気を遣わせないようにするには?

犬の前足と人間の手

気を遣うことは悪いことではありませんが、それが続くと精神的な疲れやストレスは大きいですよね。犬も気を遣いすぎるとストレスを抱えてしまうことがあります。そうなると疲れやすくなり体調不良になる可能性もあります。

もしも愛犬が飼い主さんの感情を敏感に察知して気遣うタイプの犬であれば、愛犬の前ではあまり感情的にならないほうが良いでしょう。特に怒りや悲しみといったネガティブな感情は犬にもすぐに伝わってしまいます。なるべく冷静になってから犬と接するようにするといいですね。

ストレスが原因の行動

トイプードル

急に怖がりになる

なにか大きく変わったことはないのに急に怖がりになっていたら、ストレスからの不安症かもしれません。主に恐怖体験がトラウマとなって残っている状態です。

例えば飼い主さんにひどく怒鳴られたり、犬にとってショッキングなことがあった場合に起こります。常に飼い主さんのあとをついてまわったり、留守番中に問題行動を起こしたりするようになります。

体を頻繁にかく

しきりに体をかいたり、なめるようにするのはストレスによって皮膚炎になっている可能性があります。ストレスによってばい菌などを防ぐ機能が低下すると皮膚病になりやすくなります。

皮膚が赤くなっていたり、フケが出ているようなら一度病院へつれていきましょう。ストレス以外にもアトピー性皮膚炎などの病気の可能性もあります。

自分の尻尾をずっと追いかける

成犬が自分の尻尾を執拗に追いかけ回したり、噛んだりしていた場合原因がストレスであることが多いです。ひどいときには自分の体を血が出るまでかみ続けるなどの自傷行為が出ることがあります。しかし、脳の病気からくるくるまわっている場合もあります。普段と比べて様子がおかしい場合は病院へ連れていきましょう。

呼んでも無視をする、うなる、噛む

無視、うなる、噛む、という行動をとることもあります。過去に学んだストレスの対象を先に攻撃して回避しようとしている状態です。我慢の限界になってしまっている可能性もあります。

なにか犬が嫌がることをしていないか、環境が変わっていないかなどを確認してみてください。もしストレスの原因になるようなことがある場合は取り除いてあげましょう。

まとめ

パグ

犬も人間と同じように相手に気を遣うことがあります。相手を思ってのことなので悪いというわけではないのですが、それが頻繁になるとストレスをためてしまうかもしれません。

ストレスをためると免疫機能が低下し、病気になりやすくなると言われています。体中をかきむしったり、尻尾をずっと追いかけたり、噛み付いたり、ストレスがたまっているときにする行動は様々です。

もし愛犬が飼い主さんに気を遣っているようなら、気を遣わなくても良いようにしてあげましょう。無理は禁物ですが、できるだけ愛犬の前では頻繁にネガティブにならないようにできるといいですね。

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ユーザーのコメント

  • 投稿者

    50代以上 女性 上野淑恵

    愛犬のマリン女の子二歳8ヶ月、私は今入院中です、マリンを飼ってから、初めての入院、突然の腹痛と高熱でマリンに声も掛ける事も出来ない状態で夫が病院に連れて行ってくれて、そのまま20日間の入院になり、毎日マリンの事が心配でたまりませんでした、明日やっと退院するんですけど、マリンに会ったらどう接したら良いのか悩んでいます?
    マリンも私を見たら凄い興奮すると思うし私もめちゃくちゃ良い子良い子しちゃうと思う。
    突然に消えて、マリンもすごく不安だったと思うから早く安心させてあげたい。
    どう接したら良いのか教えて下さい。
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