犬が飼い主に寄り添ってくる心理①「安心できるから」
安心を求めて飼い主さんに寄り添うということは、飼い主さんをリーダーとして認めているという証です。
たとえば、飼い主さんの身体に自分の身体をぴったりと寄せて眠るワンちゃんがいますよね。警戒心がゼロになり、物音がしても起きない、なんてこともあると思います。無防備になり、敵に襲われてしまうかもしれない就寝中は飼い主さんに寄り添っていれば、安心して眠れるのでしょう。
それだけ飼い主さんのことを信頼し、頼りになるリーダーだと認めているのです。信頼関係や主従関係をしっかりと築けているという証でもあるでしょう。
犬が飼い主に寄り添ってくる心理②「構って欲しいから」
飼い主さんの身体にぴったりと寄り添い、アイコンタクトをしてくることがあります。「構って♡」と、甘えてアピールしているのでしょう。飼い主さんがテレビやスマートフォンに夢中になっているときは、ワンちゃんも嫉妬してしまうことがあります。何とか自分の方に気を引きたくて、身体を寄せてアピールしてみるのです。
それを無視していると、どうでしょう。拗ねてしまい、部屋の隅の方で寝てしまうワンちゃんもいますね。おもちゃに八つ当たりするワンちゃんもいたり、吠えることやイタズラをすることで、もっとアピールしようと頑張るワンちゃんもいます。
犬が飼い主に寄り添ってくる心理③「期待しているから」
飼い主さんが部屋を歩き回る度に、自分も寄り添って、後を追いかけるワンちゃんがいますよね。トイレに行くときも寄り添い、キッチンへ行くときも寄り添い、洗濯物を干しに行くときも寄り添い、飼い主さんの行動を全て見張っているような行動をするときがあります。
ワンちゃんは飼い主さんの行動パターンを把握しています。そのため、「もしかしたら〇〇かも!?」と期待してしまうことがあるんです。キッチンへ行くと“おやつがもらえるかも”と期待してしまったり、玄関へ行くと“お出掛けに連れて行ってもらえるかも”と期待してしまったり。何か嬉しいことや楽しいことを期待して、常に寄り添っていたいのです。
犬が飼い主に寄り添ってくる心理④「分離不安症」
飼い主さんと離れることに強いストレスを感じてしまうワンちゃんがいます。飼い主さんの姿が見えなくなると吠えてしまったり、お留守番の間にイタズラや破壊行動をしてしまったり。問題行動がみられる場合には、分離不安症である可能性が考えられます。飼い主さんと離れることで感じる強いストレスによって、自分自身を傷つけてしまうワンちゃんもいます。ぜひ改善してあげたいですよね。
犬が飼い主に寄り添ってくる心理⑤「本能や習性」
犬は群れで生活をする動物です。群れのリーダーである飼い主さんに寄り添うことは、本能や習性でもあり、自然なことです。飼い主さんに寄り添うことで、リーダーに従い、共に行動し、時には狩りに出かける、そんな気分を味わっているのかもしれません。もちろん、“ここで待て”と言われれば、しっかり待つことができます。“おいで”と呼びかければ飛んで来て、また寄り添うでしょう。
犬が飼い主に寄り添ってくる心理⑥「温かいから」
私の愛犬たちは、夏の間は私に寄り添おうとしません。抱っこされることも嫌がってしまいます。でも、冬にはぴったりと身体をつけて寄り添ってくれます。お互いの体温を寄せ合うことで、お互いに温かいですよね。寄り添って過ごすことで温かい、ということを理解しているのでしょう。愛犬たちと寄り添える冬が私は大好きです。愛犬たちが離れてしまうのかと思うと、夏はちょっと湯鬱です。
まとめ
犬が飼い主に寄り添ってくる心理を6つご紹介しました。「暑苦しいなぁ」なんて言いながらも、愛犬が寄り添ってくれることは、やはり嬉しいものですよね。