おねだりしてくることも!ブラッシング好きな犬の心理5選
1.気持ちいい
犬はブラッシングが好きな子と苦手な子に大きく分かれるといえますが、その主な原因はブラッシングの気持ちよさにあります。例えば、飼い主のブラッシングが上手だと、愛犬はとても気持ちよく感じ「もっとしてほしい」と、自分からおねだりするほどブラッシングが好きになるといえるでしょう。
逆に、飼い主が不器用でブラッシングするのが下手だと、愛犬は「痛いから苦手」と思ってしまいブラッシングされるのを嫌がる場合が多いです。
ですので、飼い主がブラシを持っただけで、愛犬が「大好きなブラッシングの時間だ!」と自分から寄って来る場合は、ブラッシングを気持ちよくて心地いいと感じているといえそうですね。
2.愛されていると感じている
動物にとって相手を毛づくろいするという行為は愛情表現の1つとなり、また、家族や仲間だと認めているという意味が込められています。
ブラッシングは毛づくろいと似た意味合いがありますので、愛犬は飼い主から丁寧にブラッシングしてもらっている時に「大切にしてもらえている」「家族として受け入れてくれている」と感じていることと思います。
ブラッシングしているときに愛犬の顔を見ると、とてもリラックスしているような優しい表情をしている。と思ったことがある飼い主はたくさんいることでしょう。愛犬が優しい表情をしながら身を任せている時は、あなたの愛情がちゃんと愛犬に伝わっているといえそうですね。
3.好きなスキンシップ方法と思っている
愛犬とのスキンシップ方法は『撫でる』『話しかける』『一緒に遊ぶ』『一緒に何かを共有する』など様々あります。その中でも丁寧なブラッシングは特に犬にとってとても気持ちいいものとなるので、飼い主との大好きなスキンシップ方法と感じている犬はたくさんいると思います。
例えば、私の犬友の愛犬はブラッシングが大好きだそうで、毎日ブラッシングの時間になると愛犬がブラシをくわえて「ブラッシングして」とおねだりするそうです。なんでも、力を入れずにブラッシングしながら途中で話しかけたり撫でたりといった、他のスキンシップを混ぜながら時間をかけてブラッシングするのがコツらしいですよ。
色々な方法を合わせることでブラッシングの時間を、より意味のあるスキンシップの時間に変えることができるのでしょうね。
4.体の状態を調べてくれていると思っている
ブラッシングは毛の状態を健康に保つだけでなく皮膚の状態を調べたりノミやダニがいないかを調べたりするための方法の1つでもあります。つまり、ブラッシングは犬の体全体の健康を調べるために必要な行為といえるでしょう。毎日愛犬の体に異常がないか丁寧に調べつつブラッシングをしていると、そういった意図が愛犬にも伝わることがあります。
例えば、私が幼い頃に飼っていた愛犬(中型犬のMix犬)は、外で飼っていたのでノミが体についていることが多々ありました。愛犬は当時子供だった私には服従せずに普段はクールな性格だったのですが、ブラッシングしている時は、「ここがムズムズする」といった感じで自ら仰向けになったり体の一部分を動かして、ノミがいる場所を教えてくれることがあったのを覚えています。
愛犬の気持ちを完全に理解することはできませんが、おそらく自分では取り除けないノミをとってもらおうと思っていたのだと思います。
こういった行為を見ると、「マッサージ目的でブラッシングをしているだけでなく、体の状態も見てくれている」と犬はちゃんと理解しているのかも?と感じずにはいられません。
5.ご褒美をもらうチャンス!と感じている
ブラッシングをした後に毎回愛犬にご褒美をあげている場合、愛犬がご褒美をもらえるチャンスだと思っていることがあります。ブラッシングが苦手だったので終わった後にご褒美をあげるようにしたら、愛犬がブラッシングを嫌がらなくなった。そんな場合は、ご褒美を目当てにしている可能性がありますね。
ちなみに、私が以前飼っていた愛犬もブラッシングをした後、毎回必ずオヤツのある場所まで行ってオヤツをおねだりしていました。犬は「〇〇をしたらご褒美がもらえる」と感じやすいので、おそらく初めにブラッシングした時にオヤツをあげたのをその法則に当てはめて覚えたのでしょう。
まとめ
ブラッシングが好きな犬は、飼い主にブラッシングをされることで『気持ちいい』『大切にしてもらえている』と感じていることが多いと思います。ブラッシングにはたくさんのメリットがあるので、愛犬が気持ち良く感じるようにブラッシングの技術を磨いて、できるだけ毎日してあげてくださいね。