犬がいじけている時の仕草や行動
日頃から一緒に過ごしていると、言葉が交わせなくても「あれ？今なんだかいじけてる？」と愛犬の異変に気付くことはありますよね。飼い主であれば、なんとなくそのような心理に気づく人も多いと思いますが、具体的に犬がいじけている時はどのような仕草や行動を見せるのでしょうか。
1.床に顎を付けた状態でじっと伏せをしている
床に顎を付けた状態で伏せをするという行動はよく見ます。これは犬を飼っている人であれば何度も見たことがある姿ではないでしょうか。
しかし、長時間じっとその状態でい続け、眠っていない場合はいじけている可能性が高いです。特に少し遠くから飼い主を顎を床に付けた伏せの状態でじっと見ている場合は、いじけている可能性が非常に高いです。
飼い主が気づいていないだけで、ちょっとした行動で甘えん坊な犬や嫉妬深い犬はいじけてしまうことがあります。「今日はいつもより構ってくれる時間が少ない」や「他の犬の匂いがする」など、ほんの些細なことでいじけてしまうことがあるのです。
2.ごはんやおやつをあげても食べようとしない
何らかの理由で犬が拗ねてしまっており、「もう飼い主さんなんて知らない！」といじけてしまっている状態のときは、大好きなおやつやドッグフードを与えても食べようとしない、匂いを嗅いでもそっぽを向いてしまうという行動をとることがあります。
特にいつもなら嬉しそうに食いついてくるおやつを見せても、じっとその場で動かない、あるいはそっぽを向いてしまう場合、何らかの理由で拗ねてしまっている可能性があります。
このような状態になる前、いつもより強く叱ってしまった、あるいは構ってアピールをしてくる愛犬を強く突っぱねてしまったなど、原因を思い返してみましょう。少し時間を置くといつも通り嬉しそうに駆け寄ってくるという事も少なくありません。
3.名前を呼んでも無視をする
拗ねていたりいじけているという状態であっても、「怒っている」「不機嫌」といった感情に近いいじけ方をしている場合は、名前を呼んでも無視をすることがあります。
その犬にとって、よほどショックな事や悲しいことがあったのでしょう。例えば、新しい子犬がやってきて、自分に構ってくれる時間が圧倒的に少なくなってしまったなど、環境の変化や飼い主の対応の変化などが理由に挙げられます。
他にも特に眠い時に名前を呼んでも無視をするということがありますので、眠そうなときであればいじけているのではなく、単に寝ぼけている状態である可能性も考えられます。
4.自分の体の一部を執拗に舐め続ける
犬は強いストレスを感じると自分の体の一部を執拗に舐め続けることがあります。「お手入れをしているのかな？」というレベルではなく、その部分がびしょびしょになるくらい舐めるため、普段のお手入れと比べても違和感を感じるでしょう。
これは構ってもらえないなどの寂しさからくることが多く、寂しい気持ちがエスカレートしてしまい、いじけた状態になることでこのような行為に走ることがあるのです。
この行為は自傷行為とも言われており、執拗に舐め続けてしまうとその部分が炎症を起こしてしまい、皮膚炎を引き起こす恐れがあります。ストレスの原因を考え、適切な対応をする必要があります。
5.頻繁にあくびをする
人間にとってあくびという行為は「眠い」を意味しますが、犬は違います。犬のあくびは「退屈だ」やストレスを意味します。そのため、拗ねている時やいじけている時など、ストレスを感じている時にあくびを頻繁にすることがあります。
「なんだかいつもよりあくびの回数が多いな」と気付いたら、犬のストレスの原因を考えてみてください。もしもいじけるような原因が思い当たるのであれば、それを取り除くような対応を検討しましょう。
まとめ
いかがでしたか。犬がいじけている時は様々なサインを見せています。中にはストレスを感じ、ストレスを表すサインを見せることもあります。しかし、適切な対応をしてもこのような行動が収まらない場合は病気の可能性もあるため、病院で相談してみましょう。
