休みの朝はもう少しゆっくり寝たいのに、愛犬に早く起こされるという飼い主さんは多いのではないでしょうか。
顔を舐めるとかベッドに乗ってくるなら可愛いものですが、早朝から大声で吠えられたらご近所さんに迷惑になるので困りますよね。
犬が飼い主さんを起こしにくる心理を知って、どうしたらいいか考えてみましょう。
犬が朝起こしに来る心理はどんなもの?
飼い主さんと遊びたいから起きて!
犬が朝から飼い主さんを起こすのは、飼い主さんと一緒に遊びたいから。僕はもう起きてるのに、飼い主さんはまだ起きてくれないのかなと起こしに来るのです。
中にはお気に入りのおもちゃを持ってきて、ベッドに置く子もいるようです。これで遊ぼうよと誘っているつもりなのでしょうね。こんな風にされたら起きざるをえないですよね。
お腹がすいたから起きて!
お腹がすいたからご飯ちょうだい、と催促して起こしてくる子もいます。成犬になると1日2回ご飯をあげる場合が多いのですが、毎日のように早い時間に起こしてくるようでしたら、夕飯が足りていないのかもしれません。
前のご飯の時間から10時間以上経っている場合は、犬はかなりお腹が減っている状態なので早くご飯を食べたくて起こしに来ます。
また、毎日同じ時間にご飯をあげている場合、飼い主さんが休みの日でも犬にはわかりません。そのため、毎日同じ時間に起こしにくるのです。
トイレに行きたいから起きて!
きれい好きな犬は自分の寝ているそばでトイレをするのを嫌がる場合があります。普段から散歩のときにしか排泄しないという犬はトイレに行きたくて飼い主さんを起こすのです。犬は10時間くらいトイレに行かなくても大丈夫といわれていますが、飼い主さんが休みの日などいつもよりもたくさん寝ていると、トイレに行きたくなって起こしにくることがあります。
トイレを我慢している場合、そわそわして何かを訴えるような鳴き方をします。犬は自分でドアを開けて外に出ることはできませんので、膀胱炎にならないように外に連れて行ってあげなければなりません。
寂しいから起きて!
飼い主さんのことが大好きな犬は、寝ている飼い主さんが自分の相手をしてくれないのが寂しくてたまりません。早く起きて声をかけてよ、笑いかけてよと我慢できなくなって起こしに来ます。一緒に寝ていたとしても起きて相手をしてほしいのですね。
早朝から吠えてしまう犬にどのように対処したらいい?
愛犬が早朝から大声で吠えて飼い主さんを起こそうとしたら、ご近所に迷惑をかけてしまうことになります。そのため飼い主さんは、犬がどうして吠えるのか原因をしっかり把握して早朝に吠えないように対処する必要があります。
お腹がすいている場合への対処方法
先述したように、お腹がすいて起こしにくる場合は夕飯が足りていない可能性があります。餌の量が適量か見直してみる必要があります。
トイレに行きたいと起こしに来る場合
理想は子犬の頃から部屋の中で排泄する習慣をつけることです。しかし、成犬になって外でトイレをするようになっていたら、寝る前に排泄させてあげることでトイレを我慢できなくて起こしに来ることがなくなるでしょう。
ケージやクレートで寝かせる習慣をつける
愛犬が早朝から吠えないようにするためには、ケージやクレートで寝かせてメリハリがある生活をすることが効果的です。
ケージに入れると出してくれと鳴くからかわいそうと考える方がいらっしゃると思いますが、実は犬は狭いところが好きな動物です。子犬のときから留守番のときや夜はケージの中で過ごすという習慣をつけておくことで、早朝に飼い主さんを起こしに来ることがなくなります。
また、ケージに慣れておくことは犬自身の安全を守ることにもなります。飼い主さんが留守の時の誤飲誤食の防止に、また有事のときにケージに入れておかなければならい状況になるため、普段からケージに慣れておくことで犬に大きなストレスを与えなくてすみます。大事なのは愛犬に要求すればすぐに叶うという状況を作らないことなのです。
まとめ
犬と暮らし始めたら毎日の朝の散歩があるから早起きになった、愛犬と一緒に歩くので健康になったという声を聞くこともあります。
ただ、毎朝早朝に起こされるのは勘弁してほしいものですよね。
犬のペースに振り回されるのではなく日頃から基本的なしつけをしっかり行って、まわりへの配慮をするのは大切なことです。そしてしつけをすることで、愛犬との毎日をお互いに気持ちよく暮らしていけるようにすることも犬との暮らしの中で大事なことだといえるのではないでしょうか。
ユーザーのコメント
50代以上 女性 匿名
ダッツクスと、ミニピン
ダッツクは、おとなしいけど!
お父さんに、呼ばれたら、顔を背ける?