犬に留守番させるときは明るくするべき?
犬に夜の留守番をさせるときや帰りが遅くなるとわかっているときなど、電気をつけて明るくしておいた方がいいのか悩む飼い主さんは多いと思います。
「部屋が暗いと犬が怖がるのでは?」「暗いままだと物にぶつかったりつまずいたりして危険かも…」など、部屋の暗さに不安や心配を感じることがあるでしょう。
しかし、結論から言うと部屋は暗い状態でも犬にとっては特に問題ありません。犬は夜間視力というものが発達しており、暗い中でもきちんと物を認識する程度には見えているので部屋が暗いからと言って怖いと感じたり、危険な目にあうということはあまりないでしょう。
そもそも動物は電気のあるような場所で生活をしておらず、犬の祖先である動物たちも暗い穴ぐらなどに入って過ごしていたため、その点は問題ないと考えていいと思います。
犬は明るさよりも音の方が気になる
留守番中に部屋が暗いことを心配する飼い主さんは多いですが、犬が持つ能力や性質から見ると明るさ(暗さ)はそれほど重要ではありません。
それよりも犬が留守番中に気になるのは音だと言われています。犬は聴覚が発達しているため、家の中が静かな状態だと外の音などに過敏になってしまうことがあります。また、留守番中で家にひとりきりだと飼い主がいない不安や緊張感からより神経質になってしまうこともあるでしょう。
物音などに過敏なタイプで、外で音がするととても気にしたり窓際に見に行くようなタイプの犬は、留守番中に外の音がストレスになってしまう場合も。そのような場合は、気を紛らわせるためにいつもと同程度の音量でラジオやテレビをつけておいてもいいと思います。
犬の留守番時の環境は“いつも通り”が基本
上で「犬に留守番中ラジオやテレビをつけておいてもいい」と説明しました。これは外の音に過剰反応する犬に気を紛らわせるためですが、それ以外に“飼い主がいるときと同じ環境をつくる”という視点から見ても効果的な方法です。
留守番に慣れていない犬は、ひとりきりになることに不安を感じてしまいます。留守番のトレーニングをする中で少しでも不安感を和らげるために、日頃過ごしている環境と変わらない状態を保つという方法が有効な場合もあります。
犬は慣れていないものを苦手とする傾向にあるので、部屋の明るさにしても音にしても、飼い主が在宅しているときと同じようにしておいてあげるというのは犬にとって不安を減らすポイントになるのです。
<まとめ>犬に留守番させるときの環境について
犬を留守番させるとき、部屋を明るくしておくかどうかについては犬の様子次第で決めればいいと思います。
基本的には暗い状態でも犬は見えているので問題はありませんが、留守番そのものを苦手としている犬の場合は飼い主が家にいる状態と同じ環境をつくって不安を取り除いてあげるというのもおすすめです。
留守番中の不安を少しでも取り除き落ち着いて過ごしてもらうためには、一般論にとらわれすぎず、普段の様子を観察して愛犬にとって最適な状態はどういうものなのかをしっかり考えてあげることが大切です。
ユーザーのコメント
50代以上 男性 もも父ちゃん
人も寒ければ暖房 暑ければエアコン
暗くなれば電気付けますよね それと同じです。常に何時もの環境で留守番をさせます。