犬におやつを使って上手に躾よう!教え方からおやつの量、やりたい工夫まで

犬におやつを使って上手に躾よう!教え方からおやつの量、やりたい工夫まで

おやつを使った躾をすると、すぐに覚えてくれる事が多いです。一方で、毎回おやつがないという事を聞いてくれなくなる事があります。そんな事にならない様、おやつをあげるタイミングに気を付けて躾けましょう。

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おやつを使った躾

おやつを貰う犬

おやつを使う事で、報酬を得れる事からその行動が強化されます。そして、おやつは言葉と違って目に見える報酬なので覚えやすいのです。

犬にとって言葉の報酬は、目に見える報酬ではないのです。また飼い始めたばかりの犬は褒め言葉もなにも分からないので、報酬を貰えてないのと同然なのです。

飼い始めの頃は「言葉」より「おやつ」を利用した、躾をすると良いでしょう。おやつを使った躾はどんな事に対しても有効です。

おいでの教え方

走る二匹の犬

子犬(特に性成熟してない月齢の子)は、飼い主と離れる事を不安に思う子が多いので、2~3歩離れて「オイデ」と呼べばサッと寄ってくるでしょう。寄ってきたら、「良い子だね」と褒めながらおやつをあげましょう。

すぐに、寄ってこない子の場合はリードを利用して引き寄せましょう。そして、必ず褒めておやつをあげましょう。

そして、「おいで」を教えた後、一番大事な事は叱る時に、おいでといって呼ばない事です。おいでは良い言葉だと学習して行ったのに、そこで叱られては犬は混乱してしまいます。

そして、何度か同じことが続けば「おいで」と呼んでも来なくなるでしょう。また、飼い主の事を信用しなくなるという事も起こりえます。

おすわりの教え方

お座りして待つ犬

鼻先におやつを見せ、お尻が下につく瞬間に「おすわり」というコマンドを出して、上手に座ったら褒めながら、おやつをあげるというのが、一般的なやり方です。

家では、日常生活で座った瞬間に「おすわりできたね~」と声を掛けておやつをあげる、というやり方で全員教えました。

何度かやると、「おすわり」というと座るようになります。座ったら、必ず褒めておやつをあげましょう。

まての教え方

待つ犬

オスワリが出来るようになったら、「おすわり」をさせそのまま「まて」とコマンドを出します。そして、1秒くらいで褒めておやつをあげましょう。

最初の内は、1秒から短い時間で少しずつ伸ばして行きます。ある程度、待てるようになったら飼い主が一歩ずつ離れてみたりして、ちょっとずつレベルを上げていきましょう。

これら以外の躾も、おやつを使って教える事ですぐに覚えてくれるでしょう。

おやつの量

おやつを貰う犬

正し、おやつの食べ過ぎは肥満の元です。なので、おやつの量はちょびっとで大丈夫です。小型犬であれば、小指の爪の先ほど位の大きさでも十分です。

ドッグフードでも喜ぶ子であれば、ドッグフード1粒でも十分でしょう。報酬になる物ですので、必ず犬が喜ぶ物を選んであげましょう。

おやつがなくても出来るようにするには

おやつを鼻の上に乗せる犬

コマンドをしっかり覚えた頃から、おやつを減らしていきましょう。いきなり、なにもあげなくなるのはダメです。

よく、トイレを覚えたて暫くした後、急に失敗するようになったという話を聞きませんか。膀胱炎等の病気の可能性もありますが、多くは飼い主がトイレを覚えたと思って、全く褒めなくなったり、ご褒美をあげなくなったので、犬は「ここでトイレをしても喜んでくれない」と思い失敗する様になるのです。

あげ方に工夫

毎回あげてたおやつを、2回に1回にする。しばらくしたら3回に1回にする。と徐々に減らしていきましょう。

また、時々は毎回におやつをあげたり、4回に1回にしたり、今度は2回に1回にしたりと、あげたりあげなかったりするようにしましょう。

そうする事で、犬は「今日は貰えるかな」と毎回ワクワクしてくれるようになります。これは、人間が宝くじを止められないのと同じ原理だそうです。

そして、おやつはあげなくて必ず褒めてあげましょう。褒め言葉は、おやつを使って教える時から使います。そうする事で褒め言葉もしっかり覚えてくれるでしょう。

そして、信頼関係が出来た飼い主を持つ犬は、おやつの報酬が滅多になくても、飼い主さんが笑顔で喜んでくれるという、最大限の報酬を毎回貰える事になるので、更にその行動が強化されるでしょう。

さいごに

おやつを食べる犬

おやつが無くても、コマンドを聞いてくれる犬になってもらうには、飼い主自身が犬に好かれる事がもっとも大切な事です。

その為にも、日々のコミュニケーションを欠かさず行い、犬が安心して暮らせる場所を提供し犬の身体に良い食事を与え犬が嫌がる事をしない事もとても大切です。コマンドだけでは、犬と人は繋がれません。

寝食を共に、一緒に楽しい時間を共由し、犬と人は繋がっていくのです。

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