1.他者に優しくなれる
犬は丁寧にお世話をしないと、すぐに怪我や病気をしてしまいます。病気に気付き、動物病院に駆け込んだときには手遅れだった…という経験もたくさんしてきました。
犬だけではなく生き物を飼育すると、生と死を目の当たりにすることになります。すると、他者や自分より弱い生き物に対して、優しく接することができるようになります。自分より弱い立場の生き物と共存していくことで、相手の立場となって物事を考える力が身に付きます。
2.洞察力を養える
動物は言葉でコミュニケーションを取ることができないので、感情や気持ちを仕草や動作から汲み取らなければなりません。そのため犬との生活を続けていくと洞察力を養うことに繋がり、他者を思いやる豊かな心の形成にも繋がります。
最近では、この豊かな心の育成のために、犬との共存環境が児童にとって好ましいとする学校も増えてきています。
3.フットワークが軽くなる
どんなにインドア派であっても、ワンちゃんと生活する上で欠かせないのがお散歩です。お散歩をさせないと余っている体力を消費できないので、ワンちゃんには大きなストレスになってしまいます。ストレスが発散できずにいると、クッションや部屋の家具を掘って傷付けてしまう問題行動を起こす可能性が高まります。そのため飼い主は、できるだけ愛犬を外に連れ出さなければなりません。
毎日のようにお散歩に連れ出すのは、時には面倒だと感じます。しかし外遊びは、愛犬とコミュニケーションを取るのに絶好の機会になりますし、人間も運動をすることでフラストレーションを解消することができます。
時にはお散歩だけでなく大きめの公園やドッグランで、たくさん運動したりスキンシップを取ることで、よりワンちゃんとの絆が深まっていくでしょう。
外遊びを続けていくと外出をすることが当たり前になるので、結果的にフットワークが軽くなりますよ。
4.ズボラさんがきれい好きになる
ネギやチョコレート類は、ワンちゃんが口にすると命の危機に晒されます。また、食べ物だけではなくビーズや針、そして消しゴムなども誤飲してしまうと危険。でも、ワンちゃんは平気でなんでも口に入れてしまいます。
結果的に片付けが苦手な私でも、部屋を整理整頓するようになりました。愛犬にとって安全な環境にするため、少しずつではありますが床にお菓子や裁縫道具を置く頻度が減っていきました。
小物入れなどを用いて、整理整頓をすると部屋もスッキリしますし、乱雑に片付けるよりもどこに何があるのか分かりやすく、家族にも好評でした。掃除は人間にとっても動物にとっても、快適な環境を作ることができる習慣なので、犬を飼うことで身について良かったと心の底から感じています。
まとめ
犬を飼育してこれまでの生活スタイルは真逆になりました。人の気持ちを考えて行動することができるようになりましたし、マメな掃除も当たり前となりました。ゲームと裁縫が好きだった私が、土日には河原で愛犬とかけっこをしてスキンシップを取っているなんて、自分でも信じられないような変化です。
人間は相手に合わせて生活スタイルを変えることができます。しかし、ワンちゃんはなかなか人間のライフスタイルに合わせることができません。様々な知恵のある私たち人間が犬に寄り添い、共存していくことがお互いの心の安らぎに繋がっていきます。
暗かった私を明るく変えてくれた愛犬に感謝です。