犬が手のひらにアゴを乗せてくる心理6つ
1.構ってほしい
犬がアゴを乗せるという仕草は、構ってほしいときの仕草の1つとして知られています。飼い主の手のうえにアゴを乗せるポーズって、従順でお利口な感じがしませんか?従順な姿を見せられると、ついつい構ってしまいたくなる人はたくさんいることでしょう。もしかしたら、犬はそういったお利口に見えるポーズを知っていて、飼い主に構ってほしい時にアゴを乗せるという仕草をしているのかもしれませんね。
また、テレビやスマホを見ているときに、愛犬が手にそっとアゴを乗せてきた。という経験をもつ飼い主は多くいることでしょう。そういうときは、控えめながらも構ってアピールをしているといえそうですよ。
2.甘えたモードになっている
犬がアゴを乗せるというポーズはとても可愛らしいですよね。そんな姿を見てしまうと、飼い主は可愛がらずにはいられなくなることでしょう。構ってほしいと思っているときと同様に、犬は自分を可愛らしく見せることができるポーズを知っていて、確信犯的にアゴを乗せる仕草を行っている可能性があるといえそうです。
または、愛犬が甘えたモードになることで、自然とそういった可愛い仕草をしてしまうのかもしれないですね。犬の気持ちを完全に理解することは難しいですが、飼い主にとっては小悪魔感たっぷりの甘え方ということには変わりありませんね。
3.何かを知らせようとしている
犬が何かを伝えようとするときは吠えたり、前足を使ってアピールしたりと様々な方法で知らせようとします。ときには、愛犬が飼い主の手や足にアゴを乗せて何かを知らせようとすることだってありますよ。
例えば、私の愛犬はときどきアゴを乗せながら意味ありげな目線で、そっと何かを知らせようとします。周りを見回してみると……。トイレでオシッコをしていた!といったことが少なからずありました。
4.リラックスしている
犬が飼い主の体にアゴを乗せるという仕草は、リラックスをしている仕草としても知られています。飼い主の手にアゴを乗せてまったりモードになっている犬は、周りから見ると隙だらけで無防備な状態といえるでしょう。それだけ、飼い主を信頼したり安全だと感じているといえそうですね。
また、犬のアゴは振動を素早く感知できる部分として知られています。わずかな振動を感じることができるアゴを地面につけることで、敵や周囲の行動を探っているのだとか。そんな警戒をするときに必要な部分となるアゴを誰かの体に乗せるということは、周りに警戒するものがなくその人に対しても安心しきっているといえます。
ですので、犬があなたの手や体にアゴを乗せてくつろいでいるときは安心している。犬に信頼されている。といって間違いないでしょう。
5.おねだりをしている
犬はおねだりをするときにもアゴを乗せることがあります。飼い主がご飯を食べているときに愛犬が飼い主の手や足にアゴを乗せて、可愛くおねだりをするというシチュエーションはとても有名ですよね。犬にとって人間が食べている食べ物はとても美味しそうに見えることでしょう。愛犬がそんな光景を見て、我慢できずにアゴを乗せておねだりをする気持ちは痛いほど分かることと思います。
しかし、人の食べ物は犬にとってあまり良いとは言えないので、心を鬼にして出来るだけあげないようにしましょう。ちなみに、私は愛犬のおねだりする姿に負けてしまうことがあります。そういったときは、味付けをしていない茹でただけの『ささみ』をあげていたりします。
6.飼い主よりも上の立場になろうとしている
犬がアゴを乗せるという仕草をするときは、相手よりも上の立場になろうとしている。もしくは相手よりも立場が上だと思っている可能性がありますよ。犬は「僕の方が強いんだ!僕の方が立場が上だ!」といった意味を込めて、相手の体に自分の体を乗せることがあるのです。
アゴを乗せるという仕草はとても可愛いポーズですが、そういった意味があるということも知っておきましょう。可愛いからといって愛犬にいつもアゴを乗せられていると、立場が逆転してしまうかもしれないですよ。
まとめ
愛犬が飼い主の手や足などにアゴを乗せるときは、リラックスしていたり甘えたいといった状態になっていることが多いようですね。ただ、犬は相手よりも上の立場だということを主張したいときにアゴを乗せることもあるので、可愛いポーズだからといって気を抜かないようにしましょう。