そもそも子犬がしつけやすい理由とは?
そもそも、わんこのしつけに最も適した時期はどのくらいなのでしょうか。
一般的には、生後90日頃からといわれています。
ペットショップやブリーダーから買い受ける場合には、ちょうどこのくらいの子犬を迎えることが多いため、多くの飼い主さんがしつけに挑戦し始める時期となるのではないでしょうか。
この年頃の子犬の特徴は、何といっても好奇心が旺盛で、人間に対する親和性も豊富ということです。そして、これが、子犬がしつけに適しているとされる大きな理由にも当たります。
好奇心が旺盛なので、様々なトレーニングに遊びの延長として楽しく取り組むことができるのです。
また、「飼い主さんに好かれたい!」「飼い主さんに褒められたい!」という気持ちも強いので、成果も上がりやすい傾向があります。
新しいことに対する子どもの吸収力が高いのは、人間も犬も同じですよね。
成犬のしつけが難しいのはクセがついているから
では、一方で、成犬のしつけが難しいとされる理由は何なのでしょうか。
それは、悪い習慣やクセが身についてしまっているからです。
そして、一度身についてしまった習慣やクセを矯正するのには、大きな労力が必要とされるからです。
とはいえ、保護犬や譲渡犬を引き取った場合には、否が応でも成犬からのしつけに挑戦しなければなりません。
また、そうでなかったとしても、多くの飼い主さんが「しつけをしておけばよかった」「しつけ直したい」と感じるのは、問題行動が目に見えてわかってくる成犬期なのではないでしょうか。
成犬だってしつけは可能!成犬しつけのポイント
では、実際のところはどうなのでしょうか。
やはり、成犬になってからのしつけには、苦労をしているという声が多いようです。
ここでは、成犬をしつける際に心にとめておいてほしいポイントをご紹介します。
犬も戸惑っていることを理解する
「よし!しつけ直そう!」という飼い主さんの意気込みは良いことですが、その切り換えはわんこには伝わっていません。
昨日までは何も言われなかったこと、良しとされていたことで、突然叱られるようになるのですから、わんこは当然戸惑います。
もちろん、そこで同情して態度を変えてしまっては本末転倒なのですが、わんこの戸惑いもしっかり理解してあげた上で、焦らずゆっくり取り組んでいくように心がけましょう。
体罰は絶対にNG
成犬の場合には、子犬の場合より時間がかかることが多いため、飼い主さんのイライラも募りがちです。また、子犬よりも飼い主さんへの反発力が強いのも事実です。
そのため、従ってくれない愛犬に思わず手を上げる…なんてことは絶対にNGです。
体罰は、愛犬と飼い主さんとの信頼関係を一気に壊してしまいます。
信頼できない飼い主さんに、愛犬は従いたいとは思いません。
プロの手を頼ってみる
何かと難しい成犬のしつけ。
自分だけで解決しようとするのではなく、プロの手を頼ってみるのも1つの方法です。
トレーナーさんによっては、成犬専門のしつけ教室を行っている場合もあります。
お値段はかかるかもしれませんが、飼い主さんだけでやきもきして愛犬との関係性を悪くしてしまうよりも、その後の幸せな暮らしを考えれば、必要な投資と思えるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
成犬だからといってしつけをあきらめてしまっては、愛犬との暮らしの幸せ度は下がってしまいます。
子犬であっても成犬であっても、根気よくチャレンジしつづけていくことが最も大切です。
「飼い主さんの期待に応えたい」「飼い主さんを喜ばせたい」という純粋な想いは、子犬でも成犬でも違いのあるものではありません。
愛犬のことを信じてもう一歩、頑張ってみましょう!
ユーザーのコメント
40代 女性 茶々丸
トイレも同じ事です。仔犬の時に迎えたのであれば目が覚めたらトイレに連れて行って声をかけて、寝る前もトイレに連れて行ってというのを習慣にします。
間に合わなかったりして別の場所でした時も怒らずにトイレに連れて行ってみる。
成犬でも覚えてくれますよ?「おすわり!」と連呼するような事はしません。
人間の生活スタイル似合わせてもらうのですから、話し合い(笑)
偉いねー!ありがとう!もたくさん言います。うちの子は粗相?もしませんし、寝る前も自分からトイレに行って「したよー」的なお顔で私を見てくれます
怒鳴ったり脅かしたりするのは信頼関係を壊す事だと、個人的には思います
人間関係でも同じ事です