仰向けになってゴロゴロ転がる
一心不乱に転がっているときは?
お散歩が楽しくて嬉しかったときや、美味しいご飯やおやつを食べて、嬉しかったときにとる行動です。我が家の愛犬はご飯の後は、一目散にソファに向かっていき、激しくゴロゴロと転がっています。
以前は理由が分からず、皮膚が痒いのかな?と心配になることもありましたが、特に大好きなヨーグルトを食べた後はいつも転がっていたので、嬉しいときの行動なんだと確信しました。
お散歩からの帰宅後もよく転がっているので、充実したお散歩ができているのだと思います。
監修ドッグトレーナーによる補足
犬の感情表現はその子により変わります。「どんな時に起きるのか」を考えていれば、このように自然と答えが出てきますね。
嬉しいとき以外に転がるのは?
ゴロゴロ転がるのは一概に嬉しいだけではなく、他の理由もあります。
- 皮膚が痒い
- 自分の匂いを消すため
- 自分の匂いをつけるため
- ストレスや不安感の解消
皮膚が痒い場合は、強く擦り付けるように転がります。特に顔が痒いときは、顔をグリグリと加減なく強く擦り付け、赤くなったり傷になったりしてしまいますので注意してあげましょう。
お散歩中に、芝生の上で突然ゴロゴロ転がるのは、犬の野生本能の名残と言えます。捕らえようとしている獲物に、自分の匂いで気づかれないように自然界の強い臭いを自分の身体につけるためです。
それとは逆に、お気に入りのクッションやソファ、新しいおもちゃ等に自分の匂いをつけることもあります。犬は自分の匂いが大好きなので、お気に入りの物や場所は自分の匂いがついている方が安心するのです。
忙しくて遊んであげられないときや、お留守番が長時間続き不安になってしまったときなどにもみられます。人間でも不安になったとき、体を動かすことで気分がスッキリする事ありますよね?あんな感じです。
ゴロゴロジタバタすることで気持ちを落ち着かせたり、一生懸命飼い主さんに遊んでアピールをしたりしているんです。
監修ドッグトレーナーによる補足
他にも「匂いを身にまとう」意味があります。例えば人は「見た目」でおしゃれを楽しみますよね。一方、犬は「匂い」を身にまとっておしゃれを楽しむのです。
お腹を見せてくる
突然お腹を見せてくるときは?
有名な話かもしれませんが、犬のお腹は皮膚が薄く最大の弱点でもある部位なので、信頼している相手にしか見せることはありません。犬がお腹を見せた相手は、敵対心を持っていないと言えます。相手が飼い主さんであれば、愛情表現のひとつでもありますし、もっと遊んでほしいと甘えている場合もあります。
- 愛情や服従の気持ち
- 安心や信頼の気持ち
仕事から帰宅すると、お留守番をしていた犬が喜んでピョンピョン出迎えてくたと思ったら、即座にお腹をコロンと見せてくることもあります。帰宅を喜んでくれているのと、飼い主さんへの愛情をしっかりと表してくれているのですね。また、お腹を見せて仰向けで眠っている状態は、最大級にリラックスしていると言えます。
笑顔になる
楽しいときは犬も笑顔になる
犬は人間のように声を出して笑うことはできませんが、楽しいときはちゃんと表情で伝えてくれます。口角が上がり、目じりが少し下がって、瞳がキラキラ光ると言う、まるで人間の笑顔と同じような表情をします。
お散歩やドッグラン等でたくさん走って楽しかったとき、自宅で飼い主さんと思いっきり遊んだときなどに頻繁に見られます。
愛犬を笑顔にするのは飼い主さん次第
犬は人間とコミュニケーションをとるため、人間の感情に対してとても敏感で、人の気持ちをしっかり察知すると言われています。イタズラをして怒られていることを理解できるように、人間の笑顔もきちんと認識できるのです。
我が家の愛犬は、ご飯のときに「待て」をさせています。「よし」の合図で食べ始めますが、私の顔をじっと見つめて待っているときに、ニコッと笑うとその合図でも食べ始めるので、表情の違いを確認できていることが分かります。
犬は人間の笑顔が大好きです。
つまらない顔や、怒った顔ばかりしていると、犬にストレスを与えてしまいます。
「かわいいね」「いい子だね」「大好きだよ」等、たくさんの優しい言葉をかけながら笑顔で接して愛犬を笑顔にしてあげてください。
監修ドッグトレーナーによる補足
感情は伝染します。あなたも周りの人の感情に影響を受けた経験がありませんか?怒ってる人の側にいると心がざわつく、喜んでいる人の側にいると心が弾む。犬だって同じなんですよ。
まとめ
どんなときでも愛犬は可愛くて愛おしい存在ですが、幸せそうにしていてくれたら、なおさら大切したいと言う気持ちが高まりますよね。いつまでも愛犬の笑顔を守れるように暮らしていきましょう。