子犬を迎えたら!トイレのしつけ方法
ブリーダーやペットショップなど、それまでの生活環境であらかじめ子犬にトイレのしつけをしている場合もありますが、新たにお迎えをした子犬には、もう一度一から教える必要があります。
またトイレで排泄をする事は犬の本能ではないので、失敗をしても決して怒らないであげてください。
サークルにトイレシートを敷き詰める
初めに子犬の行動範囲はサークルの中と決めてサークルの中にトイレシートを敷き詰めます。コロコロと可愛い子犬を部屋の中を自由に歩かせたい気持ちはグッとこらえてサークルの中でトイレのしつけを行いましょう。
サークルの中で子犬は何回か同じような場所で排泄をします。例えば右側よりだとか左側よりだとかあるいは真ん中だとか。その何回か排泄した場所を避けてハウスの代わりになるクレートやキャリーと水やフードの器を置きます。
この時にクレートやキャリーではなくベッドを置きたくなるのですが、ベッドだとトイレとの見分けがつきにくいらしく子犬は間違えてベッドに排泄してしまう事が良くあります。移動や災害時の事も考えてこの時に一緒にクレートトレーニングも始めてしまうことをおすすめします。
トイレシートの範囲を狭める
何度か繰り返し排泄したところが子犬にとってのトイレになるので、排泄をしていないトイレシートは取り外してトイレシートの範囲を少しずつ狭めてトイレトレイはまだ置かないで様子を見ます。
子犬がトイレのそぶりを見せたらハウスよりなるべく離れたトイレシートに優しく誘導します。子犬が排せつを始めたらワンツーやチッチ、などの言葉を繰り返して子犬に聞かせ、上手に排泄ができたら大げさなくらいに褒めてあげましょう。
子犬のトイレのタイミングは起きた後や食事の後、遊んだ後など、とても多いです。それ以外でも床をクンクンと嗅ぎながらそわそわと動いた時は、排泄の合図なのでトイレトレーニングとトイレコマンドのチャンスです!
個体差はありますが、排便と排尿両方合わせて1日に10~20回は軽くあります。生後の月齢+1時間が子犬が排せつを我慢できる時間だと言われているのでそれに合わせて考えるといいかもしれません。
性格や環境にもよりますが、いつでもトイレができる状態で育てられている子犬は、我慢をしないでほんの少量でも排泄をするようです。我が家のわんこが子犬だったころは1日の排泄回数が25から35回ほどもあり、よく聞く回数よりも非常に多いのでとても心配しましたが実際にはすこぶる健康でした!
トイレトレイの設置
ハウスから離れたトイレシートに子犬を誘導できるようになったらそこにトイレトレイを置き、次からはトイレトレイに誘導します。排泄の時のワンツーやチッチのトイレコマンドはできる限り排泄のたびに聞かせましょう。
トイレコマンドを教える
今回ご紹介した、子犬のトイレのしつけ方は、著者が実際に我が家のわんこに行ったしつけ方法です。
著者がしつけを行った際も、たくさんの情報を調べてから我が家流に行っていったので、トイレのしつけ方法にこれと言った正解はないと思います。その点からもこの記事をご覧の皆さまも、各ご家庭に合った方法でトライしていただけたら幸いです。
トイレのしつけと同時に行ったトイレコマンドも7歳になった現在では完璧で、排泄するしないは関係なくコマンドを聞くとトイレに向かいます。これは外出先でも同じで、コマンドを聞くと排泄をします。動物病院の診察台の上でも先日できました。動物病院でもトイレコマンドで排泄ができたので採尿の際にとても便利でしたよ。
またトイレコマンドは犬が聞き取りやすいワンツーやチッチ、トイレなどが一般的ですが、我が家のわんこのトイレコマンドは「ばんかい」です。これは当時見ていたアニメの、登場人物たちのキメセリフなのですが、意外とこんな言葉でも大丈夫なようです!
大切な事は家族でトイレコマンドを統一して教えるという事ですね。現在はトイレのたびにトイレコマンドは言いませんが、それでも毎日の散歩や生活の中で1日に何度かは、トイレコマンドを聞かせています。
まとめ
子犬との新しい生活の中で一番大変で一番大切なのがトイレのしつけだと思います。きちんとトイレのしつけができればその後の生活がとても有意義で楽しいものになります。
トイレのしつけは覚えたら終わりではなくて、ずっと続くものだと思って行っていくときっと愛犬に伝わりきちんとできるいい子に育ってくれます。トイレのしつけは人間の都合なので、きちんとできなくても怒らないで気長に教えてあげてください。