好意を抱き始めているときの仕草1:近付いてニオイを嗅ぐ
犬は嗅覚が人間の数千倍~1億倍発達しているため、ニオイからの情報が大きな部分を占めます。ですので、あまりよく知らない人の手に対して、遠くから観察して「大丈夫そうだな」と判断した場合、近くに寄ってきてクンクンとにおいを嗅いで、もっと情報を得ようとします。
それはすなわち、「仲良くしてみようかな?」=「好意を抱き始めている」ということと解釈できます。
ワンちゃんに近づかれてクンクンされた場合は、存分にニオイを嗅がせてあげてくださいね。
好意を抱き始めているときの仕草2:視線をそらす
カーミングシグナル(犬たちのボディランゲージのようなもの)の中に、「目線をそらす」という行動があります。
私たち人間の感覚では、「目線を逸らす=拒絶」のイメージですが、犬にとっては「敵意はありませんよ」という意味を持つそうです。
したがって、ワンちゃんと目が合ってプイっと目線を逸らされた場合、あなたと仲良くしたいと思っているでしょう。
急に近づくなどせずに、ワンちゃんのペースに合わせて接すると仲良くなれるかもしれませんね。
好意を抱き始めているときの仕草3:触っても逃げない
警戒していたり、嫌いと思った人に触られたりすると、スルリと手を避けて逃げることがあります。
反対に、心を許していたり、仲良くなりたいなと思ったりしている人に対しては、じっとして触らせてあげたり、自分から体を擦り付けてきたりすることがあります。
好意を抱き始めているときの仕草4:おもちゃを持ってくる
おもちゃをあなたのもとに持ってきて、「一緒に遊ぼう?」と伝えてくれるワンちゃんもいます。「この人は大丈夫かな」と感じた人に対して、遊びに誘ってくれるのかもしれません。
とある犬カフェで、ワンちゃんからがボールを渡され「あそぼ?」と誘ってもらえたことがありました。とてもフレンドリーなワンちゃんですね。
好意を抱き始めているときの仕草5:名前に反応してくれる
好意を抱いている人に名前を呼ばれると、反応してこちらに注意を向けてくれやすくなります。
犬がその人の声で発せられる自分の名前に反応するということは、名前の音や響きに良いイメージを持っているからだと言われています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?犬が好意を抱き始めているときにする仕草の例として、
- 近付いてニオイを嗅ぐ
- 視線をそらす
- 触っても逃げない
- おもちゃを持ってくる
- 名前に反応してくれる
の5つを挙げてきました。
愛犬がまだ家に来たばかりの頃の様子を思い出したり、これから仲良くなろうとするワンちゃんの仕草をチェックしたりするのに役立てていただければ幸いです。
もちろんこれらの例の他にも、その子特有の「好意を抱き始めているときにする仕草」があると思います。その子のオリジナルを発見してあげるのも、面白いかもしれませんね!