嫌な気持ちになっているときの行動1:あくびをする
犬があくびをするときは、葛藤行動と言って、「嫌だから逃げたいな」「どうにか避けられないかな」などの気持ちを相手に伝える役割を持っています。
また、自分を落ち着かせるためにあくびをすることもあります。
いずれにせよ、犬が「嫌だな」とストレスを感じているときの行動と言えますね。
嫌な気持ちになっているときの行動2:尻尾を体の内側に入れる
尻尾が垂れ下がって、自分のお腹の方向に寄せていれば、「嫌だな」「怖いな」といった気持ちの表れです。
例えば、初めて行く場所などで緊張している場合に、このようなしっぽの動きを見せることがあります。
嫌な気持ちになっているときの行動3:震える
震えるのは寒いときだけではなく、嫌なこと・怖いことが起こった場合にみせる仕草でもあります。
例えば、我が家の愛犬は、嫌なことがあるとお風呂場やハウスに逃げて、プルプル震えていることがあります。
嫌なことの原因を取り除くと震えは止まりますが、原因が分からないのに震えている場合は、病気や痛みなどから震えている場合があります。
注意深く観察してあげたいですね。
嫌な気持ちになっているときの行動4:助けを求める
苦手なこと、嫌なことに直面したとき、飼い主さんや家族に助けを求めることがあります。
例えば、家の中にいて大きな雷の音が鳴ったとき、飼い主さんの所に駆け寄ってきて、「怖いよ」と訴えてくることがあります。
他にも、外出先で苦手な人やワンちゃんに遭遇した場合に、「あの子嫌だよ」と訴えてくることもあるようです。
嫌な気持ちになっているときの行動5:大きく身震いする
ドリルのように体を左右に回転させて、ブルブルすることがあります。
これも葛藤行動の1つで、嫌な気持ちになったときに自分を落ち着かせるために行います。
例えば、撫でてほしくない部分をわしゃわしゃと撫でられたとき、じっと我慢した後に、ブルブルっと身震いすることがあります。
嫌な気持ちになっているときの行動6:しつこく体を舐める
体の一か所を執拗に舐めている場合、嫌な気持ちを紛らわせたり、発散させたりするための行動と言えます。
例えば、前足をずっとペロペロと舐めていたり、舐める以外にも噛んだり掻いたりするのも、同様に「嫌だな」と感じているストレスサインです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
犬が嫌な気持ちになっているときの仕草や行動として、
- あくびをする
- 尻尾を体の内側に入れる
- 震える
- 助けを求める
- 大きく身震いする
- 体を舐める
の6つの例をご紹介してきました。
あくびや身震いなど、犬が発する独特のメッセージは私たち人間には分かりにくいですが、これらのような仕草を見せてくる場合は、「嫌だな」と感じてストレスを受けていることが多いです。
是非、これらの例を参考にしていただいて、愛犬や周りのワンちゃんが、ストレスを感じることを把握して、なるべくストレスフリーな生活が送れるように心掛けてあげたいですね。