愛犬の好きな「ごほうびランキング」をつける
愛犬の「ごほうび」ランキング等が、本に載っていても割とスルーされがちですが、愛犬の好きな「ごほうび」を理解した上で、飼い主さんごとにランキングをつけることは、トレーニングやしつけのときに極めて有効です。
これを理解して、初めてのことや苦手のことに挑戦、又は成功した場合には大好物の「ごほうび」をあげます。さらには、そのような場面でしか与えない最上級の「ごほうび」を用意すれば、効果的に上達させることができるでしょう。
最上級の「ごほうび」は、通常では与えないようにします。例を挙げるとトイレの失敗が多いワンちゃんのしつけの最中でしたら、与えるのは唯一成功したときだけというルールを作りましょう。トレーニングのときのみ「ごほうび」というのも◎。
犬にごほうびを上手に使い分ける方法
「ごほうび」を使い分けるとしたら、基準は何でしょうか。
一例をあげると、アクティブな動きのあるトレーニングにはボールなどのおもちゃを「ごほうび」に、モチベーションを高めつつ訓練するといいでしょう。
反対に、オシッコなどのしつけに困っている場合には、すぐに与えることができて、かつ条件付けもしやすい、おやつを前もって用意しておきましょう。
その時々の状況に応じて「ごほうび」を使い分けることが、上手に使いこなすポイントです。さらに、与えすぎは厳禁で「ごほうび」は少し与えるだけで大丈夫です。
犬にとって最上級のごほうびは「飼い主」
愛犬の「ごほうび」はどんなものでもいいのですが、愛犬にとっての最高の「ごほうび」としての理想は飼い主自身というものです。愛犬にとって飼い主のなでる、ほめるが「ごほうび」になれば、しつけにおもちゃやおやつは不必要になります。
そのようになるためには、愛犬との深い信頼関係が必要です。目指す価値は十二分にあります。愛犬との正しい関係を目指して、生活を見直してみましょう。
犬のごほうび依存症を解消する方法とは?
お座りできるごとに、毎回「ごほうび」を与えていると、愛犬はいつの間にか、指示されてからでなく、「ごほうび」をもらうためにお座りをするようになるかもしれません。そうならないために「ごほうび」への依存を解消しよう。
何かを学習させるときには毎回、最初に「ごほうび」を与えながら行います。けれども、それをいつまでも続けてしまうと「ごほうび」への依存は高まり、「ごほうび」がないと行動をしないようになる可能性があります。
そうならないように、「ごほうび」をランダムに与えたり、回数を徐々に減らしたりしていくと良いでしょう。毎回与えていた「ごほうび」を、2回に1回、次に3回に1回、そして4回に1回と減らしていって、最終的にはランダムに与えます。
そのようにすることで、愛犬のモチベーションをコントロールしやすくなるのです。ですが、与えない時間が長すぎてしまっては逆効果になってしまいます。愛犬の様子を見つつ調整をすることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、愛犬のトレーニングやしつけに最適なごほうびについてご紹介させていただきましたが、愛犬の好きなものであることが、「ごほうび」としての条件です。愛犬がおやつ好きなら、おやつをごほうびにするといいでしょう。愛犬がおもちゃ好きなら、おもちゃを上手に活用するといいでしょう。
何をおいても初めに愛犬が好きなものを良く理解して、愛犬のモチベーションを高めることができる、ごほうびを見つけることが重要です。愛犬がどんなものを好むのか理解できるのは、他ならぬ一緒に愛犬と暮らす飼い主。それを上手にトレーニングやしつけなどに活かせれば、効果的にこなすことができるはずです。