犬のおねだりのいろいろな原因とは?
人間の食事などを、おねだりする原因や理由をちょっぴり考えてみましょう。家族やあなた自身が原因であるかもしれません。
家族の愛犬に対する対応がバラバラ
例えば3人家族の場合ですが、おねだりに2人が応えなくても、たった1人でもおねだりに応えてしまっては意味がありません。ですから、そのようにならないためにも、家族でよく話し合い、絶対に与えないように意志を統一しておきましょう。
「たまには・・」は厳禁!
例えば誕生日など記念日だからといって、「たまにはあげてもOKだよね!」などと家族が食べている食事をほんの少しでも、絶対におすそ分けは禁止です。たった1度のほんの小さな経験であっても、おねだりの原因になります。可愛いからと飼い主さんから、そのような原因を作らないように気をつけましょう。
「静かにさせるために・・」もNG!
「おねだり吠え」が騒がしいからといって、静かにさせようと応じてしまうと確実に悪化します。愛犬が吠える場合は、家族の食事風景を見えないように工夫したり、場所を変えたりして、環境の工夫などをすると効果的です。
犬は時間が近づいてくると吠えておねだりする
食事や散歩の時間が近づいてくると、猛烈に吠えて、早く早くと言っているかのようにおねだり。そういった場合には、愛犬の体内時計をほんの少しずつずらしていくと、おねだりにも変化が現れてきます。
決まった時間になると吠える犬は、もうすぐに起こるイベントを、飼い主さんに要求しています。たとえそれが散歩であっても、またはご飯であっても同じことです。このような愛犬の要求に応え続けていると、どんどん愛犬は調子に乗って「おねだり吠え」はひどくなっていきます。
このような問題は、愛犬の体内時計をずらしていくことで「おねだり吠え」を抑えることができるでしょう。吠える決まった時間を基準として、1日目は20分前に実施する、2日目は45分前に実施する、3日目は10分前に実施する、4日目は・・・と、このように御飯の時間をバラバラに変えていきましょう。
犬の散歩やご飯を与える時間の例
- 基準時間:17:00に散歩、20:00に食事
- 1日目:16:40に散歩、17:40に食事
- 2日目:16:15に散歩、17:15に食事
- 3日目:16:50に散歩、19:50も食事
2日や3日と数日間、実行したからといって早急には解決できません。じっくりと時間を掛けるつもりで取り組んでいくことが大切です。
犬が家族の食事中に吠えておねだりする
家族や飼い主が食事をしている最中に「おねだり吠え」をして騒がしいからと、たった1回でも愛犬に与えてしまったら最後になりますので、注意が必要です。
一番良くないのが、愛犬が吠えておねだりするからと、テーブルの上の食事を与えてしまうことです。たった一度でも経験させてしまうと、必然的にどんどん悪化していきます。対策として有効なのは、愛犬をサークルに入れたり、別の部屋に移したりしてしまい、ご飯をおねだりさせない状況を作ることが大事です。前もって、熱中するガムやコングを与えることも二重丸です。
さらに、食事以外の時間でも日頃から、食事をテーブルでするフリをしたり、食事を準備するフリをしたりすることで、テーブルの上には何もない、何も食べ物をもらえないことを、愛犬に認識させる方法も有効です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、おねだりの原因や理由を紹介しました。
おねだりの大本の原因は今までに愛犬が飼い主におねだりを聞き入れてもらったという経験です。たった一度でもそのような経験をしたことがあれば、犬はその行動を何度も繰り返すようになってしまうので、最初にそのような経験をできるだけ、上手に回避することができるかが問題になります。その対策を、おねだりグセがつく前にしておきたいところです。
あなたは、そのようなクセの原因を作っていませんか。