愛犬がトイレのコマンドでおしっこをできるようにしましょう
トイレのしつけは1歳までに教えるのが理想とされています。それぞれの性格や習慣が作られる子犬の時が覚えやすいからです。「うちの犬はもう1歳過ぎてるから、一生トイレを覚えないの?」と不安になった方もいるかもしれませんが、安心してください。
犬は賢い動物です。何歳になってもしつけをすることはできます。ただし、成犬になると性格や習慣が出来上がってしまうため、子犬の頃にしつけをするよりも多くの時間が必要となります。飼い主さんの努力と、忍耐強く何度も何度も繰り返ししつけをすることが重要です。
決められた場所で排泄できるようにしつけることは、犬や飼い主さん、第三者にとってもとても大切なことです。覚えてほしいしつけの中でも、とくに優先順位の高いトイレトレーニングとしてお迎えしたらすぐに始めましょう。
2.何度も同じことを繰り返していくと、ある程度コマンドで排泄ができるようになります。
3.子犬の場合なら、食後や運動の後、朝起きたときなどが排泄しやすいタイミングです。これらのタイミングでケージなど決まったトイレの場所に連れて行き、排出のコマンドをだしましょう。
4.きちんと排泄ができたら、たくさん褒めてあげましょう。
最初に決めた排泄のコマンドを変えないことがポイント。しつける度にコマンドを変えると犬が混乱して覚えられなくなります。家族でしつける場合もコマンドは統一しましょう。「上手にできたら褒める」を大切に、根気強く伝えていけば何歳になってもいつか覚えてくれるので、焦らず諦めずにゆっくりと行いましょう。
監修ドッグトレーナーによる補足
トイレトレーニングは、最初に決めた排泄コマンドを繰り返し伝えましょう。
何度も繰り返すことで「ワンツー・ワンツー=トイレ」と習慣がつきます。1歳になるまでにしつけができているのが理想ですが、性格や年齢など愛犬のペースに合わせてしつけをしましょう。諦めない!根気!が大切です。
愛犬が失敗しても怒らないようにする
トイレのしつけに限らず、愛犬が失敗したときに怒ってしまうのはNGです。しつけのつもりで叱っているのだと言う人もいるでしょう。しかし、大抵の場合は飼い主の苛立ちなどから怒ったり、八つ当たりしていることが多いのではありませんか?
トイレを失敗する度に怒ってしまうと、犬は「おしっこをする=怒られる」と恐怖心がでてしまい、飼い主さんに隠れておしっこをするようになってしまったり、我慢して体に影響が出てしまうこともあるので注意が必要です。
してほしい場所で上手に排泄ができたら、褒めてあげることが重要です。ちゃんとできたら飼い主さんが褒めてくれた、良いことがあると覚えてもらいましょう。
監修ドッグトレーナーによる補足
人間も緊張して失敗したときに嫌な思いや怖い経験をすれば、トラウマやパニックになることがありますよね。犬も同じです。
失敗する度に怒られてしまえば、恐怖でパニックになり、二度とできなくなってしまう可能性もあるのです。しつけが上手くいかずに苛立ってしまうときは、深呼吸をして冷静になりましょう。
愛犬のトイレのタイミングを知りましょう
個体差はありますが、食後や運動の後、朝起きたときなどが排泄しやすいタイミングです。成犬になれば今までの生活環境などもあるので、長く過ごしている飼い主さんにしか気がつかないタイミングがあるかもしれませんね。
最初は、愛犬の排泄したタイミングや時間などを記録しておくと良いでしょう。トイレの設置場所は、子犬のうちはケージやサークルのの中に大きめのトイレトレーやシートを用意しましょう。 成犬になったら部屋のすみや洗面所など、寝床から離れた犬が落ち着いて排泄できる場所に設置するのが良いです。
もし、失敗してしまっても慌てずに冷静に片付けて、また次にできたら褒めてあげれば良いのです。愛犬のペースに合わせて進めていきましょう。
まとめ
犬は、もともと決まった場所でトイレをする習性がない動物です。しかし、人間と共に生活する上でトイレのしつけは最優先のトレーニングといえます。
愛犬の健康管理やマナーとしてだけでなく、飼い主さんの毎日の負担をなくすためにも、トイレのしつけは必要ですが、覚えてくれないからと苛立ってしまったり神経質になる飼い主の行動が失敗の原因にもなってしまいます。
愛犬が失敗したときは、叱らずに冷静に片付けましょう。次に上手にできたら思いっきり褒めてあげてください。なにより愛犬のペースに合わせて、諦めずに根気強くしつけをしましょう。