犬がどうしても構ってほしい時にする行動
飼い主が忙しそうな様子を見てお利口にしている犬であっても、やはり甘えたいという気持ちを持っている犬は多いです。そんな良い子も「どうしても今は構って欲しい!」と思ったとき、行動に移すことがあります。では、犬がどうしても構って欲しい時、どのような行動を起こすのでしょうか。
1.スマホをいじっていると割り込む
ほとんどの人がスマホを持っている時代になり、家に帰ってからも愛犬との時間を作らず、ついついスマホに夢中になってしまう…という人は多いでしょう。最初は愛犬も黙って見ているだけですが、あまりにもその時間が長いと痺れを切らすことがあります。
「どうしてそんなにその機械ばかり見てるの!私のことも見て!」というように、スマホをいじっている飼い主とスマホを持っている飼い主の手の間に割って入ってくることがあるのです。
「いつもはこんなことしないのに…」と思うのであれば、それだけ愛犬を待たせていた、我慢させていたのかもしれません。
2.雑誌を見ているとその上に乗る
よく耳にする話に雑誌や新聞を長時間見ていると、それを邪魔するかのように愛犬がその上(雑誌や新聞)に乗ってくるという体験談があります。これも「雑誌じゃなくて私に構って!」というアピールの1つです。
せっかく飼い主さんが家に帰ってきて一緒の時間を過ごせると思ったのに、買ってきた雑誌を広げて見始めた…。最初は我慢していた愛犬も、あまりに長い時間見ている飼い主さんに「速く構ってよ!」と大胆なアピールをしてきているのです。
もうここまでくると強行突破のような行動ですし、飼い主さんも「構って欲しいのかな?」とさすがに気付きますよね。あまり構ってあげられていないと自覚がある場合は、愛犬を優先してはいかがでしょう。
3.近くに来てジーッと見上げている
「どうしても構って欲しい…でも邪魔したらダメかな…」と強行突破できないという性格の犬もいます。そんな性格の犬の場合は、直接アピールに来るのではなく、少し離れた場所からアピールしてくることがあります。
トコトコと飼い主さんの近くにやってきて、そこからジーッとしばらく見つめてくるという技です。気がついたら愛犬がずっとこちらを見ていた…なんてことはありませんか?
「飼い主さん、気付いてくれないかな」「スキンシップタイムまだかな…」といった心理が、その行動や瞳にしっかり現われています。我慢強い犬であっても、玄関に達するとこのように密かにアピールしてきます。
愛犬とのスキンシップタイムを設けて
仕事で朝から晩まで外出しており、なかなか愛犬とスキンシップタイムを多く取れない、という飼い主さんは多いです。しかし、「だから仕方がない」と設けることを諦めるのではなく、帰宅後に愛犬との時間を毎日決まった時間(30分~1時間など)設けることが重要です。
適切な散歩時間を設ける
まず必要最低限のスキンシップタイムとして、毎日の散歩が挙げられます。散歩は犬も大好きな日課の1つですし、「飼い主さんと一緒に外にお出かけできる」ととても喜んでくれますよね!
でも散歩中もスマホをいじっていたり、どこか上の空…なんてことはありませんか?散歩中は愛犬を観察し、こちらを振り返ったらアイコンタクトを取ってあげたり、あるいは「楽しい?」など声をかけてあげることで幸福度を高めてあげる事ができます。
また好奇心旺盛な犬であれば、たまには違うルートも行ってみるという方法も気分転換になりますし、アイコンタクトや声かけの頻度を高めるためにもおすすめです。
ブラッシングをしてあげる
皆さんは毎日ブラッシングをしてあげていますか?ブラッシングは被毛の艶を出したり、絡まりを解いたりという目的もありますが、血行促進などのマッサージ的な目的も兼ね備えているため、スキンシップには最適です。
愛犬も気持ち良いと感じますし、ブラッシングをするときは必然的に飼い主さんも愛犬を撫でたり、声をかけたりと濃いスキンシップをすることになります。そのため、愛犬にとっては至福の時間となるのです。
散歩の後にブラッシングをしてあげるという流れを帰宅後の流れに組み込んでおくことで、毎日愛犬とのスキンシップタイムを設けることができますよ!
おもちゃで一緒に遊んであげる
また休日はおもちゃを使って一緒に遊んであげてはいかがでしょう。例えば一人遊び用のおもちゃではなく、犬用の縄タイプのおもちゃを使い、引っ張り合うことで一緒に過ごす時間を楽しくすることができますよ!
他にも長い廊下のある家であれば、軽く小さなボールを投げてそれを取りに行かせる、といった遊びも室内でできる可能性があります。
最近ではおやつを使って「どこに隠したでしょう」と愛犬に探させて遊ぶ遊び方も脳の活性化にも良いと推奨されています。ぜひ自分の家と愛犬に合った遊び方を模索してみてくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。普段は飼い主の様子を観察しお利口にしている犬であっても、飼い主に甘えたい、構って欲しいと常々思っています。ぜひ我慢ばかりさせず、スキンシップタイムを設けて愛犬との絆をもっと深めてくださいね!