しつけで困ったときはジェスチャーを使ってみましょう!
お座りや待てなどの基本的なしつけが上手くいかないときには、言葉だけではなくジェスチャーを使って教えてあげること解決できるかもしれません。言葉だけで出来る犬もいますが、ジェスチャーだけで出来る犬もいます。両方を使いこなせるようになると嬉しいですよね。犬も時には聞き慣れたはずの飼い主さんの声でも正確に聞き取ることがあります。そのため、言葉は上手く聞き取れなかったけどジェスチャーがあったことで“あ、お座りって指示されたな”と理解することができますし、取り入れた方がより良いしつけができるとされています。
「お座り」をしつけるときのジェスチャー
お座りをしつけるときのジェスチャーにはとくに決まりはありません。このジェスチャーでなければならない、ということもありません。飼い主さんが決めたジェスチャーで構いません。正し、ジェスチャーは指示に対して「ひとつ」だけにしてください。また、他の指示と同じジェスチャーでないことが必要です。
「お座り」のジェスチャーを教えるコツ
例えば、お座りをしつけたいときの言葉は「おすわり」、ジェスチャーは「人差し指を立てながら見せる」と決めます。このふたつは絶対に変えてはいけません。毎回違う言葉やジェスチャーだと犬が混乱してしまうからです。家族にも同じ言葉とジェスチャーを伝えて、みんなで共有するようにします。
「待て」をしつけるときのジェスチャー
待てをしつけるときも、お座りを教えるときと全く同じ要領で行います。ジェスチャーは指示に対して「ひとつ」だけにし、他の指示と同じジェスチャーではないものを決めます。また、一度決めた言葉とジェスチャーは絶対に変えてはいけません。
「待て」のジェスチャーを教えるコツ
これもまたお座りのときの同じです。例えば、待てをしつけたいときの言葉は「まて」、ジェスチャーは「手のひらを犬の方に向けて見せる」と決めます。このふたつは絶対に変えず、家族にも同じ言葉とジェスチャーを伝えて、みんなで共有するようにします。
犬にジェスチャーを教えるときに重要なこと
言葉とジェスチャーで指示を出しながら、飼い主さんと愛犬とがしっかりアイコンタクトをすることができるということがとても重要なポイントです。アイコンタクトをすることで犬が言葉やジェスチャーを理解しやすくなるからです。
「叱らないこと」と「褒めること」
犬は行動したことに対してどのようなことが起きたのかということをしっかり覚えています。ですので、もし指示に従うことができなかったり間違ってしまっても決して叱らないで欲しいんです。その代わりに、できたときには思いっきり褒めてあげます。
「指示を出された」→「行動した」→「叱られた」と覚えてしまうと、また怒られてしまうかもしれないという不安や恐怖から指示に従えなくなってしまいます。
「維持を出された」→「行動した」→「褒められた(おやつをもらえた)」と覚えると、どんな状況でも飼い主さんの指示に従ってくれるようになります。
「お座り」と「待て」はセットで教える
お座りと待てはセットで教えると同時に解決できて良いと思います。お座りが全くできない場合にはお尻の方を手で押すようにして座らせても良いと思いますが、力ずくになってしまわないようにしましょう。言葉とジェスチャーで指示を出し、一瞬でも座ることができたら褒めてあげてください。
しっかりお座りができたらそのまま今度は待てを指示します。言葉とジェスチャーで指示を出し、犬のそばから離れます。飼い主さんのことを追うことなく、その場でお座りをしたまま待つことができたら褒めてあげましょう。
待たせるときはお座りをさせた状態で待たせた方が良いと思いますので、同時に教えてあげると良いでしょう。その他にも「伏せ」をしつけて、伏せをさせた状態で待てるようになると良いですよね。
犬の「待て」のトレーニングのやり方!時期や教え方、上手くいかない原因と解決方法まで
まとめ
うちの愛犬たちも言葉とジェスチャーでしつけているのですが、声を発しなくても、アイコンタクトをしながらジェスチャーで指示することで従うことができます。信頼されているんだなということを実感することもできるので、とても嬉しいです。