興奮して吠え続ける犬への適切な対応
犬は吠えているうちに興奮してしまい、吠え続けてしまうことがありますよね。
愛犬が興奮してしまったとき、どのように対応したら良いのかわからずに、困ってしまう飼い主さんは決して少なくはありません。
吠え続けて手が付けられなくなり、とりあえず吠えるのをやめるまで待とう、という対応をしてしまうことがあるかもしれません。
室内ならまだ良いのですが、外で興奮してしまい手が付けられなくなってしまうと、愛犬にも周りの人や犬にも危険が及ぶ可能性があります。
リードを持ったままの飼い主さんが引きずられていたり、リードを手放してしまって犬が走り出してしまったり、犬同士が喧嘩になってしまうなどの場面を目にすることがあります。
愛犬を守るためにも、周りに迷惑をかけてしまわないようにするためにも、愛犬が興奮して吠え続けてしまうようなことがあったとき、適切な対応ができるようにしておかなければならないと思います。
興奮して吠え続ける犬を落ち着かせる方法①「オスワリをさせる」
ほとんどの犬がオスワリを習得していると思います。興奮して吠え続けるクセのある犬の場合、興奮してしまう前にオスワリをさせます。
もちろん、興奮してしまった後からもオスワリをさせることで、犬を落ち着かせることができます。このとき、オスワリとマテの指示を同時に出してあげましょう。犬を座らせて待たせるということです。
吠えるとき以外にも、遊びに夢中になってやめられなくなってしまったときなどにも、オスワリとマテの指示にしっかり従うことができれば、犬を落ち着かせることができます。
興奮して吠え続けていたことをやめることができたら、しっかり褒めてあげてください。
興奮して吠え続ける犬を落ち着かせる方法②「リードを短く持って犬の動きをとめる」
興奮して吠えてしまい、手が付けられなくなってしまったときは、犬の動きをとめてしまいましょう。
オスワリとマテでは、犬の動きをとめられないときもあるので、そんな時に有効な方法が、「リードを短く持って犬の動きをとめる」方法です。
興奮すると、飼い主さんの指示に従うことができなくなってしまう犬も多いですよね。お散歩中などの外で興奮して吠え続ける犬の場合です。
そんなときは、とにかくリードを短く持ちます。そうすることで、犬が自由に動き回ることができることを少なくします。首輪やハーネスを掴んでも良いです。
私の愛犬(15kgの中型犬・男の子)の場合、他の犬と会うと吠え続けてしまいます。リードを短く持つだけでは、私が引きずられてしまいそうになるため、首輪やハーネスをグッと掴むようにしています。
興奮して吠え続ける犬を落ち着かせる方法③「吠える原因を取り除く」
そもそも、なぜ吠え続けてしまうのかを考える必要があります。
その原因を知り、取り除いてあげることができれば、興奮して吠え続けて手が付けられなくなるようなことはなくなるでしょう。
ほとんどの場合、何かに不安や恐怖を感じ、防衛本能によって吠えています。
お散歩中に他の犬に会ったとき、自宅のインターホンや電話が鳴ったとき、雷や花火の音がするときなどです。
吠え続けているときの愛犬の様子をよく観察してみてください。尻尾は上がっているのか下がっているのか。耳の動きはどうか。表情は怖がっているのか怒っているのかなど。
愛犬の仕草などから、吠え続けてしまう原因を見極めて、原因を取り除いてあげましょう。今日明日に全ての原因を取り除いてあげることは難しいですが、根気強く、気長に向き合ってあげましょう。
まとめ
なぜこんなにも吠え続けるのだろうかと困ってしまうこと、ありますよね。
うちの愛犬たちにもあります。原因はひとつではありませんし、ひとつひとつ根気強く解決していってあげなければなりません。
ひとつ解決してあげることができたときの安心感と喜びは、とても大きいです。そして、飼い主さんが愛犬にとって、安心できる信頼できる存在であることが大切です。
苦手な雷の音が鳴っているとき、興奮して吠えたくなるかもしれません。でも、安心できる信頼できる飼い主さんと一緒にいれば大丈夫!そう思ってもらえるようになりたいですよね。