知って楽しいドッグトレーナーさんが使用している専門用語
犬の訓練やしつけをする際にドッグトレーナーさんが使用している専門用語をご紹介します。
飼い主さんが自宅でしつけを行うときには、家族みんなが覚えやすくて共有しやすい言葉を使用されていると思いますが、専門用語も覚えておくと何かの役に立つことがあるかもしれません。
普段聞き慣れない専門用語を知るだけでも楽しいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
犬の訓練で使われる専門用語集
アタッチメント
犬が寝ている状態のまま、ドッグトレーナーさんが犬のカラダを自由に触ることができるようにするための訓練のことを言います。
カラダを触ろうとするドッグトレーナーさんに逆らうことなく、触れさせるようにさせます。服従のための訓練です。
緩歩(カンポ)と常歩(ジョウホ)と速歩(ソクホ)
緩歩はドッグトレーナーさんと犬が一緒に並び、ゆっくりとしたスピードで歩くための訓練のことを言います。常歩は通常のスピードで歩くための訓練のことを言います。速歩は駆け足くらいのスピードで歩くための訓練のことを言います。
これができるようになると、飼い主さんと一緒に並んで歩くことができるようになります。リードをグイグイ引っ張って飼い主さんよりも先に歩こうとする犬にしつけたいですよね。
脚側行進
脚側とは、ドッグトレーナーさんの左足の横に犬がいることを言います。犬がドッグトレーナーさんの左側を歩くという訓練のことです。
休止(停座・伏臥)
犬がオスワリやフセをしている状態にするための訓練のことを言います。オスワリのことを「停座」、フセのことを「伏臥」と言います。
視符(シフ)
ドッグトレーナーさんが手やカラダを使って動作をし、犬に指示を出すことを視符と言います。
招呼(ショウコ)
ドッグトレーナーさんが犬を呼び寄せることを招呼と言います。
声符(セイフ)
ドッグトレーナーさんが犬の訓練を行う際に使用する言葉のことを声符と言います。
ハンドリング
ドッグトレーナーさんが犬を自由に引いてコントロールする訓練のことを言います。ドッグショーなどでは犬をコントロールする人のことをハンドラーと呼んでいます。
モチベーター
訓練の際に犬のモチベーションを高めるために使用されるアイテムのことを言います。ドッグフードやおやつやおもちゃなどがあります。
リーダーウォーク
ドッグトレーナーさんが犬を主導し、歩く訓練のことを言います
立止(リッシ)
犬が立ったままの状態で待っている状態のことを立止と言います。
ドッグトレーナーさんはどのように訓練をしているのか
ドッグトレーナーさんは、飼い主さんと愛犬が幸せに暮らすためのお手伝いをしています。基本的な訓練やしつけを行うことで、犬も人も暮らしやすくなります。
まずは、犬の状態をしっかりと把握します。家庭でのしつけがどの程度できているのか、どのようなしつけが必要なのかを見極めるためです。飼い主さんから犬の現状を聞き取りし、その犬の良い部分と悪い部分や問題点を探ります。その中で訓練の内容を決めます。
ドッグトレーナーさんにお任せすればOK!というわけではありません。ドッグトレーナーさんの訓練を受ければ良い犬になるというわけでもありません。飼い主さんや家族に対しての指導も行っています。飼い主としての意識をしっかり持つことが大切です。どんなに訓練を受けて立派になった犬でも、指示を出す飼い主さんがダメダメなのでは言うことを聞いてくれるはずがないですよね。
まとめ
ご紹介した専門用語の中でみなさんがご存知の言葉はいくつあったでしょうか。オスワリのことを停座と言うことをご存知だったでしょうか。
「停座!」と言ってしつけを行うわけではありませんので、「オスワリ」「Sit」「座って」など飼い主さんが指示しやすい言葉で問題ありません。
一般的にドッグトレーナーさんが使用している専門用語を使用することはないかもしれませんが、犬のことを知るために専門用語も知っておいて損はないのではないでしょうか。