犬のボディランゲージをから学ぶこと
愛犬のボディランゲージ、みなさんは読み取っていますか?たとえば、嬉しいときは尻尾をブンブン振って気持ちを伝えてくれる、これがボディランゲージから読み取ることができる犬の気持ちです。
言葉は話せないけれど、ボディランゲージによってたくさんの気持ちを伝えてくれる犬。愛犬からのメッセージ、しっかり受け取っているでしょうか。私たちが犬のボディランゲージを学ぶことでのメリットをご紹介します。
メリット①「犬を知るということ」
犬のボディランゲージを知るということは、愛犬のことを知るだけではなく、犬という動物そのものを知るための行動学を学ぶということに繋がります。「犬」を知ることで「愛犬」をもっと知ることができますし、自然と信頼関係を高めることができます。
言葉を話すことができない犬にとって、人に気持ちを伝えることはとても難しいことです。それを飼い主さんが読み取ってくれなければ不安やストレスにも繋がります。
犬のボディランゲージを読み取ってあげると、犬は伝わる喜びを知り、毎日を活き活きと過ごすことができます。
愛犬の気持ちをより理解することができれば、適切な対応やケアをしてあげることができます。「犬」を知ることで、もっともっと愛犬との生活を豊かで充実したものにできます。
メリット②「後悔をしないということ」
愛犬との別れによって、ほとんどの飼い主さんが後悔の言葉を口にします。もっと〇〇してあげれば良かった。あのとき〇〇していれば良かった。あの子は本当に幸せだったのか。考えれば考えるほどネガティブな気持ちになってしまいます。でも、犬はひとつもそんなネガティブな気持ちを望んでいません。
ボディランゲージから愛犬の気持ちを読み取ることで、愛犬が望むことをより多く叶えてあげることができます。犬の寿命は長くて20年ほどです。早くても遅くても、必ず別れのときがきます。愛犬の死を受け入れることは簡単なことではありませんが、笑顔で送り出してあげたいですよね。後悔と悲しみで泣き崩れた飼い主さんの姿を見ては、愛犬も笑顔で旅立てません。犬のボディランゲージを学ぶということは、飼い主さんの後悔や悲しみを少しでも軽くしてくれるでしょう。
メリット③「誤解を解くということ」
犬のボディランゲージを学んでいると「え!?そういう意味だったの?」と驚くことがあります。愛犬の気持ちを誤解してしまっていたからです。うちの犬は〇〇だから、と勘違いしてしまっている飼い主さん意外と多いです。
いつも見せてくれている愛犬のボディランゲージを「そういう意味なのか」と知ることがだんだん嬉しくなってきます。
また、犬のボディランゲージを学んでいると「気づいてあげられなくてごめんね」という瞬間もたくさんあります。あんなに一生懸命気持ちを伝えてくれていたのに、誤解して「やめなさい!」と叱ってしまっていた、なんてこともあると思います。
ボディランゲージの意味はひとつだけじゃない
たとえば、犬が尻尾を下げているとき、どんな気持ちだと考えるでしょうか。怖がっている?不安に思っている?そういったネガティブな気持ちを考えるのではないでしょうか。しかし、犬が尻尾を下げる行動をしたときの気持ちは恐怖や不安だけではありません。
食事をしている飼い主さんの足元で尻尾を下げて見つめる愛犬の姿があったとしましょう。怖がっているのでしょうか。不安に思っているのでしょうか。そうではないことが飼い主さんにはわかると思います。
おそらく、下手に出て甘えることで「ちょっとちょうだい」とおねだりしている姿だと思います。犬が尻尾を下げるというボディランゲージには、恐怖や不安などのネガティブな気持ち、甘えるなどのポジティブな気持ちがあり、正反対な気持ちが込められているということがわかります。
ひとつのボディランゲージにひとつの気持ちではなく、複数の気持ちが込められていることがあります。表情や普段の様子なども含めて上手く読み取ってあげましょう。
まとめ
犬のボディランゲージを学んで、もっともっと愛犬との暮らしを楽しんでみませんか。愛犬がどんなことを考えているのか、どんな気持ちでいるのかを知ることができると、愛犬のことがもっともっと大切な存在になっていきます。
そして、問題行動を起こして、不幸になってしまう犬をなくすことができると思います。私も愛犬たちのボディランゲージをまだまだ読み取れていないものもたくさんあります。今日はどんなことを伝えてくれるのか、明日はどんなことを分かり合えるのか、そんな楽しみを考えながら学んでいます。