ネガティブな意味を持つ仕草1:身震いする
犬がブルブルブルっと身震いをすることがありますよね。実はこれ、状況によっては「ネガティブ」な意味をもつことがあります。
例えば、初めて会う人に撫でられた後にブルブルっと身震いをしていれば、「ちょっと緊張して嫌だったなあ」という意味を持つ可能性が高いです。
ネガティブな意味を持つ仕草2:低い位置(左寄り)でしっぽを振る
「犬がしっぽを振る」=「嬉しい」「楽しい」とは限りません。
「不安な時」や「ちょっと警戒している時」にもしっぽを振って反応することがあります。
最近の研究によると、しっぽが右寄りで振っているか、左寄りで振っているかによっても意味が異なるそうです。右寄りの場合は「ポジティブ」な意味を表し、左寄りの場合は「ネガティブ」な意味を表します。さらに、低い位置でしっぽを振っている場合は、「不安や緊張」「警戒」を表すと言われています。
このように、「しっぽの高さ」と「右寄りor左寄り」かで心理状況を見分けることができます。
ネガティブな意味を持つ仕草3:あくびをする
犬があくびをしているのは、眠い時だけだとは限りません。緊張している時や、目の前の相手を落ち着かせようとしているときにも、あくびを発動させます。これはカーミングシグナル(犬のボディーランゲージのようなもの)の一種と言われ、相手に意思表示をするために役立ちます。
もし、犬があなたに向かって頻繁にあくびをするようであれば、このような「ちょっと気まずい」という思いを伝えているのかもしれませんね。
ネガティブな意味を持つ仕草4:首や鼻を掻く
「首や鼻を掻く」という仕草は「あくび」と同じような意味を持ちます。これもカーミングシグナルの一種で、犬のコミュニケーションに役立てられています。
首のあたりを後ろ足でカリカリと掻いたり、前足で鼻のあたりを擦ったりするような仕草が見られます。そしてそれは、自分を落ち着かせようとしている場合や、相手を落ち着かせようとしていることを意味します。
ネガティブな意味を持つ仕草5:鼻をひと舐めする
こちらもカーミングシグナルの一種で、自分の鼻をペロッと舐めることによって自分自身を落ち着かせたり、相手に「まあ落ち着こうよ」と伝えたりしている場合に見られるものです。
誰かが興奮している状況や、犬自身が不安な状況によく見られるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。知らなければ気づきにくい「本当はネガティブな犬の仕草」を4つ見てきました。
おさらいすると、次の4つでしたね。
- 身震いする
- 低い位置(左寄り)でしっぽを振る首を掻く
- あくびをする
- 首や鼻を掻く
- 鼻をひと舐めする
このようなネガティブな意味を持つ仕草をしているのを見たら、その原因となるものを取り除いてあげましょう。
そうすれば、もっとワンちゃんと信頼関係が築けて仲良くなれるでしょう!