犬もクーラー病になる?
猛暑が続く中で、愛犬と私たちが、いかに涼しく快適に過ごせるかは、本当に課題ですね。クーラーの温度を下げるだけでは、冷やしすぎて体調を壊しかねないので、注意が必要です。
冷房が効いた室内と、暑い屋外の温度差がありすぎると、体温調節にかかわる自律神経のバランスが崩れてしまい、犬でも夏バテやクーラー病のような症状が表れるそうです。クーラーも適度に使いますが、クーラー以外でも室内を涼しくする方法を、5つご紹介したいと思います!
室内を様々な工夫で涼しくする方法
1:換気
体感としての涼しさは、気温だけでなく、湿度や風の強弱によっても変わります。風が強いほど涼しく感じるそうですが、あまりに強いと不快ですよね。湿度もあまりに低いと、乾燥が進み体に悪いそうです。
そこで、注目したいのが、どこのご家庭にもある換気扇です。換気扇を回すだけでも、かなりの風が通るようになります。入ってきた空気が逃げる場所があれば、風は通りやすくなるからです。在宅であれば、玄関のドアを少しだけ隙間を開けておくだけで、さらに効果が上がるそうです。
可能であれば、扉を取り外し、ブラインドなどで間仕切りをすると、風の通り道を塞がず、ワンちゃんたちもさらに快適になるかも知れません。
2:扇風機
扇風機やサーキュレーターを上手に使って、室内の空気を拡販させるのも知恵の一つです。
天井が水平だと、暖かい空気が天井全体に漂って、その放射熱で体感温度が高くなります。クーラーを付けつつも、扇風機やサーキュレーターを上に向けて、空気を循環させると、室温を一定に保つことができるのでオススメです。
3:窓には、すだれか雨戸
日差しによる熱をカットするのに、すだれをつけるのは窓の内側と外側、どちらが効果的だと思いますか?
答えは、外側です!しかも、窓から離して空気の層ができるように、すだれをかけるのが効果的だと言われています。
窓の内側につけた場合は、日差しのカットは50%しかならないそうです。窓の外側につけた場合は、80~90%の日差しのカットになるそうです。ただすだれをつけるだけではなく、効果的につけて、少しでも部屋の中を涼しくしたいですね。
なお、日中あまりにも日差しが強いときは、雨戸を閉めておくのも良いかも知れません。日差しの熱が入らないだけで、クーラーも効率よく作動することができるそうです。
4:ベランダには、木製パネルか植物を置く
ベランダの床は、だいたいコンクリートですね。そのままにしておくと、照り返しの熱で、部屋の中が熱せられてしまいます。お留守番しているワンちゃんたちも、窓のそばで外を見るのが好きかもしれないですが、これでは暑くて近寄りたくないかも知れませんね。
そこで、オススメしたいのが、ベランダの床に木製のパネルを敷く方法です。ジョイントでき、簡単に敷き詰められるタイプのものが売られていますが、これをベランダの床に敷き詰めるだけで、照り返しの熱が部屋に入ってくるのを和らげることができます。
5:打ち水
暑さ対策に、早朝や夕方に打ち水をする方法は、昔からよく知られています。水をまくと水が気化するときに、周りの空気の熱を奪って、適度な湿気が涼しさを感じさせてくれるようです。ベランダにも水をまいて、打ち水効果を上げている方もいるかもしれませんね。
ですが、日中に打ち水をするのは逆効果だそうです。蒸気が熱せられて、蒸し暑くなってしまうので、早朝か夕方に打ち水をして、ワンちゃんと涼しくなりましょう!
まとめ
犬は基本的に暑さが苦手です。
高温多湿な日本が過ごしづらいのは、犬も人間も一緒ですが、少しでも涼しく、健康的に過ごしたいです。
飼い主さんも元気がなければ、犬のお世話ができなくなってしまうので、ワンちゃんも飼い主さんも夏バテしないように、今日ご紹介した様々な工夫を取り入れて、元気に夏を乗り越えてくださいね。