甘えてこない時に考えていること1:寂しかったんだよ?
飼い主さんが長時間留守にしていたときや、一緒にいても構ってもらえなかったときに、拗ねる心理から甘えてこないことがあります。犬は私たちが思っている以上に演技派です。
「構ってくれないんだったら甘えないよ?」「僕(私)のこと放っておいたから遊ばないよ」という意思表示の表れで、甘えてこないことがあります。
飼い主さんが「寂しかった?ごめんね」と心から伝えれば、ご機嫌は直るでしょう。たくさん愛情表現してあげてくださいね。
甘えてこない時に考えていること2:また怖いことするの?
怖いことや嫌なこと、トラウマになるようなことを飼い主さんがした場合、飼い主さんから距離を取ったり、甘えないようにしたりすることがあります。
例えば、次のような事が考えられます。
- 飼い主さんのするシャンプーや爪切りなどのお世話が怖かった
- しつけをして飼い主さんを少し怖く感じた
- 急に大声を出したり怒ったりして怖かった
- 強くしつこく撫でられて嫌だった
一度怖かった経験を覚えてしまうと、信頼回復には時間がかかりますが、元の関係に戻ることは可能です。愛犬が嫌なことをできるだけしないように、飼い主さんが気をつけて歩み寄っていきましょう。愛情が伝わればきっと仲直りしてくれますよ。
甘えてこない時に考えていること3:今はひとりがいいんだ
犬も、ひとりになりたいときがあります。ですので、たまに甘えてこなくなるのは自然なことなので心配しなくても大丈夫です。特に、独立心の強いワンちゃんの場合は、飼い主さんが構いすぎたり、ずっとそばにいるとストレスに感じることがあります。
飼い主さんにとっては、いつもべったりと甘えてくれるのはうれしいことですが、毎日長時間べったりとする関係は良くないとされています。そしてそのような場合は「分離不安症」の可能性もあるので改善が必要です。
愛犬の性格を見て考えてあげることが大切ですね。
甘えてこない時に考えていること4:体が辛いなぁ…
体調が悪いときに、動くのが辛い場合には、いつも通りに甘えてこなくなることがあります。いつもは甘えてくる子が、急に辛そうに動かなかったり、うずくまったりしている場合は、何らかの身体の異常があると思われます。
たとえば、次のような異常や病気の可能性があります。
- 代謝の異常
- 循環器系(肺、心臓など)の異常
- 足や背骨などに痛みがある
- 熱中症
飼い主さんが「何かいつもと違うな…」と感じれば、ためらわずに動物病院での受診をお勧めします。早期発見のためにも、愛犬の犬種や大きさによってかかりやすい病気や、既往歴などを覚えておくといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。愛犬が急に甘えてこなくなったときは、病気や体調不良の場合や、拗ねていたり、怖がっていたりする可能性があることが分かりました。
愛犬の行動の変化にいち早く気づけるように、日頃から愛犬のことを良く観察することが大切ですね!