犬は寝る位置によって一緒に寝ている人への抱いている感情が異なる?

犬は寝る位置によって一緒に寝ている人への抱いている感情が異なる?

みなさんは愛犬と一緒に寝ていますか?飼い主に足元で寝る犬、胸の上に乗るようにして寝る犬など「添い寝」をしたがる犬は多いと思います。かわいらしい添い寝ですが、実は寝る位置によってその意味合いが異なる場合があるのです。

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犬はなぜ寄り添って寝たがるのか?

男性の顔の上で寝る茶色い犬

ベッドや布団で寝る時、ソファに座っている時など愛犬がそばに寄ってきて体をくっつけて眠るということはありませんか?犬は人にくっついていわゆる「添い寝」をするのが好きな傾向にありますが、特に飼い主に対してその気持ちが強いようです。

犬が飼い主と添い寝をしたがるのにはいくつか理由が考えられ、最も大きな理由が飼い主のことが好きで信頼しているというものだと思います。犬の祖先は群れで生活していたことから、その本能や習性で仲間と体をつけて寝ることで寝ている間に敵から襲われることを防ぐとも言われています。
その本能の名残で寝る時に信頼出来る相手にくっついて添い寝することが多いのではないかと考えられます。添い寝することで安心感を得られてぐっすりと眠ることも出来るようです。
その他に、あたたかさや寝心地のよさを求めて飼い主にベッドや布団に潜り込んでくることもあり冬だけ一緒に寝たがる犬などはその傾向にあると思います。

犬と一緒に寝るのはNGと言われるのはなぜ?

ピンクの布団の中で首をかしげるパグ

犬と一緒に寝るのはとても愛おしくかわいらしく感じるものですが、「犬と一緒に寝てはいけない」と言われることも少なくありません。その理由には以下のようなことが考えられます。

衛生的でない

犬は毎日お風呂に入っているわけではないため、ある程度きれいにしているつもりでもどうしても外からの汚れを持ち込んでしまいます。汚れだけでなく、アレルギーの原因になる物質や虫などが体についていることもありそれが寝具についてしまうと衛生面で大きな問題となってしまいます。

ケガやトラブルの危険性

特に小型犬の場合、一緒に寝ている時に押しつぶしてしまったり蹴飛ばしてしまう可能性もありケガをさせてしまう可能性があります。また犬にケガはなくても飼い主のふとした動きにびっくりして犬の方が思わず噛んだり引っかいたりしてしまうということも少なくありません。

犬との関係性に悪影響を与える可能性

しつけの面においても犬と一緒に寝ることは避けた方がいいと言われることがあります。犬と一緒に寝るべきでない状態というのは、犬が飼い主を下に見ていて言うことを聞かない場合や飼い主に依存しすぎて分離不安などを起こしている場合です。しっかりと信頼関係や適切な主従関係が築けている場合であれば一緒に寝ることは特に問題ないでしょう。

犬が寝る位置によって飼い主への感情がわかる?

子供と添い寝するジャックラッセルテリア

犬が飼い主に添い寝をする時、飼い主の体のどこにいるかで犬との関係性や親密度が分かるとも言われています。

飼い主の足元で添い寝している場合は飼い主をリーダーと認め信頼していると言われており、お腹や胸元で添い寝している場合は信頼している仲間という認識が強いと言われています。気をつけなければならないのが、飼い主の顔や頭の近くで寝ている場合は飼い主に対する信頼感やリーダーとしての認識がやや薄く自分の方が飼い主を守らないといけないと考えている可能性があるとされています。このような様子が多く見られる場合は、一度一緒に寝ることを禁止してしつけなどで関係性を築き直すことが必要かもしれません。

<まとめ>犬との添い寝から分かること

人の足の裏と布団から顔を出すブルドッグ

愛犬との添い寝はとても心地よく幸せを感じる瞬間だという飼い主は多いと思いますが、愛犬が何を思って一緒に寝ているのか、本当に一緒に寝て問題ないのかということについて時々考えてみることも大切です。犬との関係性や衛生面、トラブルなどで不安を感じた場合には一度活を見直すようにしてみましょう。犬と一緒に寝る幸せな気持ちは、犬を飼っている人にしかわからない幸福だと思います。そんな幸せな時間をいつまでも過ごせるように飼い主自身がしっかりとコントロールすることが大切です。

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