犬を家族に迎える前の環境作り

犬を家族に迎える前の環境作り

犬を飼いたいけど、どう飼ったらいいのかはじめはよくわかりませんよね。どんなものを買い揃えたらいいのかや食事や衛生面のこと、環境作りなど家族に迎える前の不安や疑問をまとめてみました。

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記事の監修

日本獣医生命科学大学卒業。北海道の大学病院で獣医師として勤務。一般診療をメインに行いながら、大学にて麻酔の研究も並行して行う。「動物と飼い主さんに寄り添った治療」を目標に掲げ、日々診療に励んでいます。

犬と暮らす

こちらを向くチワワ

ペットショップの前を通りかかると、たくさんの人が集まっている姿をよく目にします。ペットを飼いたいけど犬にしようか?猫にしようか?迷っている方もいれば、ペットを飼いたいけど飼えない方などもいます。いつかペットを家族に迎えたい!という方の為にどんな準備や環境が必要なのかまとめてみました。

犬にとって安全な環境作り

HOMEのマットの上に座る犬

犬にとって安全で安心できる環境を準備します。

電気コードなどかじると危険な物、首に巻き付くひものようなものは事故防止を考えて犬が近づかないように配慮してください。

また観葉植物には食べると有害なものもあるので注意が必要です 。一番大切な心構えはあくまで犬の目の高さから見て安全を確認することです 。一度犬の目線から家の中を見渡して見るとわかりやすいです。

犬の室外飼育について

屋外の犬小屋に入る犬

庭など室外で飼育する時には、家族の姿が見えるか、声が聞こえる場所が理想的です 。室外の犬舎は、一般的に木製のものが多いですが、日本は湿度が高いので犬舎の床面を多少浮かせるようにして、日陰の涼しい場所に設置し、通気や換気に気をつける必要があります。

終日短い鎖でつないでおくことは、犬に多くのストレスを与えることなので、犬の大きさに応じたスペースを確保し、そこをフェンスで囲んで自由に動けるようにすることが望ましいと考えられます。

室外での飼育は必ずワクチン接種が終了してからにします。ただし、室外飼育の場合は寒さや暑さも考慮した上で行ってください。暑さで熱中症にかかる心配や寒さに弱い犬種もいます。

これらのことから、室外よりも室内で犬を飼う方がメリットが大きいような気がします。

犬の室内飼育について

部屋のソファーでくつろぐ犬

室内使用の犬や子犬には室内の一定の場所に寝床を用意して、その周りをサークルとして囲うと犬は自分の縄張りを認識し、安心して眠るようになります。また、この寝床とは別に浴室、部屋の片隅、廊下などにトイレの場所を決め、そこにトイレ用具を用意します。

トイレ用具は市販品でも、古くなった水切りバットの側面を切り落とし出入り口とする手製のものでもよく、そこに市販のトイレシーツや古新聞を敷いておきます。そして犬が排出した後は使用者がこまめに処理をすれば臭いがこもることなく、マンションなどの集合住宅でも他の住民とのトラブルを避けることができるでしょう。

排出物がいつまでもあると犬にとってストレスになったり、カラダが汚れてしまう事もありますので可能ならばなるべく早く片付けてあげましょう。

迎え入れる犬のために準備するもの

さまざまな犬用品

食器

安定感があるものを用意します。水はいつでも飲めるようにしますが、食事は時間を決め適切な量を与えます。

食事

市販のドッグフードを利用する場合は、総合栄養食と表示されている、年齢に合ったものを選びます 。

寝場所

犬が安心できる場所、ケージ、マット、犬舎を室内使用であれば日当たりがよく風通しの良い場所に準備します。

おもちゃ

噛んでも安全なおもちゃを飼主と一緒に遊ぶものと、犬だけで遊ぶもの2種類用意します。飼主と一緒に遊ぶおもちゃは、だしっぱなしにせず、遊ばない時間は飼主が保管してください。

首輪とリード

主に散歩の時使用しますが、事故防止のため成長に合わせ大きさがあっているか注意してください。

衛生用品

犬用のシャンプー、ブラシや爪切りを準備します。シャンプーなどの日常ケアをプロに依頼することも可能です。

まとめ

人の家族と一緒に座る犬

はじめは不安な事もありますが、まずは家族に迎えるにあたって大切に育てよう!という気持ちが大切です。私達がされて嫌なことは犬も同じですので、なるべくストレスを溜めないよう、飼い主さんが一緒に遊んであげたり適度にスキンシップを取るなどいい関係を作る事が1番です。

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