子犬との正しい遊び方を知ろう!
子犬の頃から家にお迎えして飼い始める方も多いと思います。
まだ、子犬の体はとても小さく筋肉もあまり発達していない状態なので、怪我をさせないように上手に遊んであげましょう。
上手く遊んであげることで、社会性が身に付いたり飼い主との主従関係を理解したりする事ができます。
そこで、今回は子犬との正しい遊び方をご紹介していきたいと思います。
遊んでいる時でも主導権を握る
子犬と一緒に遊んでいると飼い主も夢中になってしまい、ついつい対等な立場で遊んでいることはありませんか?
特におもちゃを引っ張りっこや、ボールを投げて持ってこさせる遊びなどは、間違ったやり方をすると犬が主導権を握っていることが多くなりがちです。
その理由として、狩猟犬がルーツの犬種の場合、最初は遊びでも徐々に相手との勝敗を競う気持ちが表れてきます。
そうすると、くわえているものを離さなかったり、「う~う~」とうなり声をあげたりするようになり、この状態は既に「犬が主導権を握っている」といえます。
飼い主ではなく犬が主導権を取ってしまうと、家族内での主従関係が崩れていき、いざ指示を出した時に従わなくなってしまいます。
さらにひどい場合は、自分のおもちゃに執着するようになり、少しでも触ろうとすると怒ることもあります。
これでは飼い主にとっても犬にとっても悪影響を及ぼしてしまいますよね。
子犬と遊ぶことで重要なことは「興奮させない」ということです。
これを踏まえた上で、おもちゃを使って遊ぶ際には下記の点を意識してみましょう。
- 遊ぶ前におもちゃを見せる
この時落ち着きがなかったり、吠えたりする場合は落ち着くまで様子を見ます。
- 興奮したら遊びはストップする
犬が興奮しているかどうかを冷静に判断して、興奮状態になってる場合は一度遊びを止めます。
こちらからは何も声をかけず落ち着くまで待ちましょう。
また、遊びを始めるのも終わらせるのも飼い主からアクションを起こすようにしましょう。
犬が飽きるまで遊ばせずにメリハリをつけて行うことがポイントです。
おもちゃの管理を怠らない
子犬と遊んだ後は、おもちゃなど犬の目や手が届かないところへきちんと片づけておきましょう。
自分の意思でおもちゃを使って遊べてしまうと、いくら遊びの間で主導権を握ろうと意識していても効果が薄れてしまいます。
おもちゃを管理するのは飼い主だということを理解させると、必然的に飼い主の方が立場が上だと認識するようになりますよ。
また、糸がほつれていたり中の綿が出ていたりとボロボロになったおもちゃは誤飲や口内の怪我の原因となるので、取扱いには十分注意してください。
お気に入りのおもちゃだと捨ててしまうのは可哀想な気もしますが、犬の安全面を考えれば廃棄することも視野に入れましょう。
子犬と遊ぶ時間は適度に
子犬は遊びだすと夢中になって遊び続けることがあるので、飼い主が時間に区切りをつけてあげることが大切です。
時間は1回の遊びにつき10分~15分程度で、それを1日に3回~4回に分けて行うと、子犬への負担も少なくまたストレスの発散にも繋がります。
子犬が飽きるまでずっと遊び続けてしまうと、体力を激しく消耗してグッタリと元気がなくなってしまうので、十分に気をつけましょう。
飼い主さんも子犬も休憩をしっかりと取りつつ楽しく遊ぶことをオススメします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。子犬と遊んでるとその可愛さからこちらも夢中になってしまうことがありますが、飼い主として冷静に主導権を握るように心がけたいものですね。
遊びに使うおもちゃも、素材や硬さなど少しでも安全な物を選ぶように意識しましょう。
また、子犬と遊び過ぎて元気がないと思ったら脱水症状を起こしていたというケースもあるようです。時間配分にも十分注意して楽しく遊びたいですね。