子犬の性格には6つのタイプがある
犬は生後3ヶ月くらいでほぼ性格は現れて来ます。ペットショップから迎え入れる場合、決めた犬種の購入候補となるワンちゃんを、まずショップのサークルに入れて性格を見ます。
子犬の性格は【6タイプ】あると言われています。この6つのタイプを見て、自分が求める性格のワンちゃんを迎え入れると育て易くなります。
可愛さだけで迎え入れると、非常に躾け辛くなる場合がありますので、『性格の見極めは結構大事だ』と言う事を認識しましょう。
タイプ別の子犬の性格6タイプ
さて、子犬の性格は6つあるとお話ししましたが、ここでは子犬の格タイプ別性格をご説明します。
1.ズンズン型
ズンズン型は、サークル内に手を入れると誰よりも早く『ズンズン』積極的にやって来るタイプです。このタイプは自己主張が強く、性格が激しいので吠えるワンちゃんに育ち易いです。しっかり躾け【主従関係】をハッキリさせておかないと、飼い主さんとの立場が逆転してしまう場合があります。そのため犬の習性や本能を知り、犬に関する勉強をしながら躾けましょう。
2.暴れんぼう型
抱っこをした時に甘噛みしたり暴れたりする子犬は、拘束される事を嫌う野性的な性格です。このタイプは【狼気質】がある可能性があります。そのため群れを作る事に重点を置きますので、主従関係をハッキリさせる技量を身につけておかないとアルファー犬になる場合があり上手く飼育できません。ですのでプロに相談して育てる様にしましょう。
3.吠え吠え遊ぼうよ型
キャンキャンと吠え、両前足を伸ばしてお尻を突き上げるポーズ(遊ぼうよポーズ)を良く行うワンコも結構性格が激しいです。『とにかく構われたいと言う性格ですので、このタイプもキッチリと躾をしてクールダウンをさせられる様にコントロール出来なければなりません。そうしないと【問題行動】を頻発頻発するワンコになります。また、このタイプはよく吠える気質がありますので集合住宅には向かないでしょう。
4.何でも怖がり型
何匹かで『ワイワイ』と集まっている子犬の中で、一人後ろで座って動かない子は非常に臆病で神経質な性格と言えるでしょう。 また尻尾を丸めていたり、少しでも大きな音を立てたら直ぐに逃げて行く様なタイプも臆病な子です。
しかしこのタイプは間違った飼い方をしなければ、大人しくて攻撃性がなく無駄吠えもしない犬に育つはずです。
ただし臆病な性格ゆえに、叩いたりして痛い目にあわせると【窮鼠猫を噛む】のことわざの如く、飼い主さんに対し【牙を剥く】犬に育ち易くなります。
5.出遅れお顔ナメナメ型
他の子犬達の後ろから尻尾をフリフリしながら少し出遅れ気味に寄ってくるタイプは、落ち着いて飼い主さんの言う事を素直に聞いてくれる良い子ちゃんです。そしてそのワンコを抱いて顔を近づけてみましょう。人間に抱かれて大人しくし顔を舐めて来る様でしたら申し分ないでしょう。
6.ゴーイングマイウエイ型
他の犬が集まっている中で、呼んでも来ない無関心なタイプは【ゴーイングマイウエイ】的な性格をしています。この様なタイプはオヤツやオモチャで釣れない場合がありますので、躾をして行く上で結構厄介です。その気にならないと飼い主さんを無視する傾向にあります。ですので、こう言う性格のワンコも躾の技量がない方には飼いにくいタイプでしょう。
まとめ
犬を初めて自宅に迎える方は、どんな子犬を選んだら良いか考えるでしょう。極論を言いますと【良い子】を選べば躾がし易いに決まっています。しかし犬はどんな性格であっても、飼い主さんが心から愛情を注いで育ててあげれば良い子に育つと思います。
愛情と言いましても、それは【甘やかす】と言う事ではありません。過剰な甘やかしは両者(飼い主さんと愛犬)にとって不幸な事です。それは飼い主さんの生活に支障を来す事になったり、場合によっては愛犬が人に危害を加えたりする事も有り得ます。
また食事面でも過剰摂取させたりすると、愛犬が病気になって長生き出来なくなるでしょう。ですから愛犬に対し【真の愛情】で育てて行くのです。
犬は人間の愛情を素直に受け取ってくれます。だからこそ真の愛情が必要なのです。真の愛情なくして【信頼関係】は築けません。
もし自分が思い描いた性格でない子犬を選んでしまっても、くどい様ですが愛犬を心から愛して育ててあげれば、少し時間は掛かるかも知れませんが『飼い主さんの色】に染まって行きます。飼い主さんの迸る様な愛情で、愛犬を【自分色】に染めてあげて下さい。