犬は寝言を言うのか?
私たち人間は、寝ている時に夢を見て、時には寝言を言う時があります。
まだ詳しい研究は進んでいない部分もありますが、犬も寝言を言う時があるようです。
人間を含め、眠りの段階として、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」があります。犬にもこの「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があり、浅い眠りの「レム睡眠」の時に、夢を見て、時には寝言を言ったりすることがあるそうです。
犬の寝言は、私たち人間と同じように、起きている時のことを思い出している場合や、夢の中での出来事に対して反応しているためだと考えられます。
今回は、そんな「犬の寝言」にスポットを当てて、その心理についてを考えていきたいと思います。それではさっそく、見ていきましょう!
犬が寝言を言う心理1:楽しいな~!
楽しい夢を見ていて、今日楽しかったことを思い出して、犬が寝言を言っているケースです。
明るく「ワンッ」と吠えて、寝ながら足を動かして走るような動きをしたりするでしょう。
広い芝生の上でかけっこ、それとも飼い主さんや仲のいいワンちゃんと遊んでいる夢でも見ているのでしょうか?こんな可愛らしい犬の寝言を聞けば、こちらまで楽しい気分になりますね。
犬が寝言を言う心理2:怖いな・・・
犬が低い声で「ウウウ~」と唸って、歯をむき出すような仕草をしていれば、怖い夢を見ているか、怖かった記憶を思い出して威嚇することがあります。
あまりにも苦しそうな様子であれば、優しく名前を呼んで起こしてあげることも良いでしょう。
犬が寝言を言う心理3:寂しいよ~
犬が寝言で「クーンクーン」と寂しそうに鳴いていることはありませんか?ひとりぼっちでいる夢や、飼い主さんと離ればなれになった夢でも見ているのかもしれません。
犬が寝言を言う心理4:こっちに来るな!
「ワンッ!」と犬が鋭く鳴いている場合、知らない相手を警戒している状況の夢を見ているのかもしれません。
相手に「こっちに来るな!」と警戒して威嚇しているのでしょう。普段から警戒心の強いワンちゃんはこのような夢をよく見るのかもしれないです。
気を付けてほしいこと
寝言のようにも聞こえる犬の「イビキ」。パグやブルドッグ、フレンチブルドッグ、シーズー、ペキニーズのような「短頭種」と呼ばれる犬種のワンちゃんは、寝ている時にイビキをかきますよね。
短頭種は鼻が短く、元々息のしにくい構造になっていて、寝る姿勢によっては十分な呼吸が確保できないこともあります。
また、「短頭種気道症候群」という短頭種特有の病気もあり、この場合症状の一つとして睡眠時無呼吸症候群になる場合があります。
短頭種を飼っていらっしゃる飼い主さんは、犬が寝ている間も「呼吸は大丈夫かな?」と気にかけてあげるクセをつけておくといいですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
犬が寝言を言う時の状態や心理をご紹介してきました。今度、愛犬や周りのワンちゃんが寝言を言っているのを見かけたら、「こういうキモチなのかな~?」と想像してみるのも面白いですね。
また、短頭種のワンちゃんの飼い主さんは愛犬が寝ている時の呼吸にも気を付けて観察してあげてくださいね。