たった一つだけ!我が家で実践した「犬の正しい叱り方」

たった一つだけ!我が家で実践した「犬の正しい叱り方」

愛犬とより良い信頼関係を築き、幸せな生活を過ごすうえでは欠かせない「愛犬の躾」。この記事では、躾において最も重要な、「叱り方」について、書かせていただきます。

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わんちゃんの叱り方

愛犬のしつけをする少年

間違った叱り方

皆さんは、愛犬を叱るとき、どのように叱っていますか?

間違った叱り方をしてしまうと効果がなかったり、場合によっては愛犬との信頼関係にも傷がついてしまうことにもなりかねません。

例えば、

  • 叩く(軽くても)
  • 長い時間叱る
  • 「お仕置きゲージ」に入れる
  • 名前を呼んで叱る
  • 声のトーンの区別がない

といった方法で愛犬を叱ってはいませんか?

こういった方法は、愛犬との絆を育むうえで妨げとなります。

なぜこれらの叱り方が間違いなのか?

叱られて落ち込む犬

上記で挙げた5つの叱り方がなぜ間違いなのかと言う点についてお話させていただきます。

叩く

1つ目「叩く」は一番効果が薄く避けるべき方法です。叩かれても愛犬は飼い主を怖がるだけで、「よくないこと」と言う認識には至りません。

長い時間叱る

2つ目「長い時間叱る」は、時間が経てば経つほど、愛犬は、叱られている状況と自分のしたこととを、結びつけるのが難しくなっていき、やはり効果的とは言えません。

ケージに入れる

3つ目「ケージに入れる」は、ケージそのものを「よくない場所」と認識してしまい、愛犬を連れた外出などの時、ゲージに入ることそのものを、嫌がってしまいます。

名前を呼んで叱る

4つ目「名前を呼んで叱る」は、叱るときに名前を呼ぶと普段呼ぶ時と混同してしまい、愛犬に叱っていることが伝わらない可能性があるからです。名前を呼ぶときは褒めるときだけにしておくと、他の躾もとてもやりやすくなります。

声のトーンの区別がない

5つ目「声のトーンの区別がない」は、愛犬は人間が思っている以上に、声のトーンに敏感です。なのではっきり使い分けて挙げないと、言葉の分からない愛犬は叱られているのかどうかもわかりません。

正しい犬の叱り方

褒められて嬉しそうな犬

では、犬を正しく叱るとは一体どのようにすることなのでしょうか。

私の家庭では犬を飼った経験がなかったため、初めのうちにしっかりと動物病院の先生から躾のやり方について学び、それらを守ってきました。それが功を奏し、見事誰からも「賢いね」と言っていただけるような子に育ちました。

私たちが実践していた叱り方は、

「手を叩いて少し大きめな声でダメ(若しくはノーなど)と言う」

これだけです。

注意点としては、叱る時の掛け声を、家族全員で統一しておくことと、しっかりと愛犬の目を見て叱ることです。

ここまで長い文章を読んでくださった方は、「それでいいのか」と思うかもしれません。しかし、複雑で長いお説教をしても犬には理解できないので、これぐらいシンプルなものの方が効果的に感じます。

叱る時はしっかりとこちらが怒っているという意思を伝えつつ、愛犬に「何がやってはいけないことなのか」をはっきりとわかってもらう必要があります。それができていないと、愛犬は「何をしたら叱られるのか」が分からず叱ったことが無駄になってしまいます。
それは愛犬にとって、「飼い主は怖いもの」という感覚だけになってしまいます。そうなってしまえば愛犬との信頼関係を築くことができないだけでなく、愛犬は自分の身を守るために人間より強くあろうとしてしまい、結果として関係が崩れてしてしまうことにもなり得ます。

人間が愛犬を怒らせないよう振る舞い、ご機嫌をとるのでは、愛犬との幸せな暮らしを送ることは難しいでしょう。

まとめ

きちんと主人の指示をきく犬

愛犬と幸せな時間を過ごすうえで躾は避けられない重要な関門です。しかし、飼い主自身がしっかりとした知識を持つことで、この関門は簡単に突破することができます。皆さんも愛犬との幸せライフの為に、しっかりとした姿勢で愛犬と接してみてください。

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