一人暮らしで犬を飼うのは、あり?なし?
一人暮らしで犬を飼うことに対して否定的な意見も多いと思いますが、最も重要なことは、飼い主としての義務と責任を果たすということですので、家族構成はそれほど重要なことではないと思います。
一人暮らしだけど犬を飼いたいと考えている方に向けて、一人暮らしで犬を飼うことのメリットとデメリットについてご紹介します。
一人暮らしで犬を飼うメリット①「健康になる」
これは、私が最も実感していることなのですが、愛犬たちとの毎日のお散歩と運動のおかげで、とても健康的な毎日を過ごすことができています。
大きめの中型犬の男の子がいるのですが、朝と夜の2回、1時間ずつお散歩をします。これをほぼ毎日5年間続けていますが、体重が9kgも減りました。ずっと気になっていた健康診断の数値も良くなり、健康にも美容に嬉しいことばかりです。
ポメラニアンの女の子もいますが、週末に祖父母の家へ連れて行くと、祖父が「足腰のために」と言って、喜んでお散歩に行ってくれます。
普段は歩くことが億劫で運動をすることのない祖父ですが、犬と歩くのは楽しくて、ついつい歩きすぎてしまうと言います。
ご近所のおばさんはよく「どっちがお散歩されてるのかわからないよね」と私に話すのですが、一緒に歩いてくれる愛犬に感謝しているそうです。
一人暮らしで犬を飼うメリット②「癒しの効果がある」
ストレス社会の中で生きる私たちは、お酒を飲んだり、お買い物をしたり、カラオケに行ったり、愚痴をこぼしたり、いろんなことでストレスを発散しようとします。
それでも満たされない気持ちをいつも癒してくれるのが動物たちの存在です。
アニマルセラピーという治療方法があり、犬の場合はセラピードッグとして、高齢者・認知症・自閉症などの障害を持つ方々の心のケアをしてくれています。
私も毎日愛犬たちに癒されていますが、どんなに疲れて帰っても、愛犬たちの姿を見ると、嫌なことも悲しいことも何だかどうでも良くなってしまいます。
人と犬は言葉で会話することはできませんが、心と心でコミュニケーションをとり、そのことが私たちに癒しを与えてくれているのだと思います。
一人暮らしで犬を飼うデメリット①「経済的な負担」
「自分の生活だけでもギリギリなのに」
そう言って、愛犬を手放す人がとても増えています。
- フィラリア症の予防薬(4月~12月)
- ノミとダニの予防薬(月1回)
- 狂犬病の予防注射(年1回:義務)
- 混合ワクチンの接種(年1回:任意)
- 健康診断(年1回)
これらはとても重要であり、愛犬の健康と寿命を守るための飼い主としての責任だと思います。
犬も病気になります。ちょっとした処置だけでも5000円~10000円くらいかかります。検査を含めると数万円になることもあり、手術も含めると数十万円かかることもあります。
一人暮らしで犬を飼うデメリット②「万が一のとき」
私が病気やケガをして入院しなければならなくなったとき、そのときのことをいつも考えてしまいます。
私は家族と暮らしているので愛犬たちの面倒をみてもらうことができますが、ごはんのこと、お散歩のこと、予防薬のこと、注意点など、愛犬たちのことを手帳にまとめ、いつでも家族に渡せるようにしています。
もし、私が先に亡くなってしまったとき、愛犬たちはどうなってしまうのか、そんなことも考えます。自分に万が一のことがあっても、愛犬たちが幸せに暮らせるよう、準備しておく必要があると思います。
一人暮らしなのであれば、万が一のときに愛犬を預かってくれる人、引き取ってくれる人をみつけておかなければなりません。
まとめ
たとえ一人暮らしでも、犬に対する義務と責任をしっかり果たすことができれば、お互いに幸せに暮らすことができます。
犬は命であり、人の道具ではありませんので「寂しいから」という理由だけで飼ってしまうと、思わぬデメリットに遭遇するかもしれません。
私にとって愛犬たちは子供のような存在です。
「たまには自分のものを買ったら?」と母に心配されるほど、気づかぬうちに愛犬たちにお金を使っているようです。
自分の服を買うよりも、愛犬たちに快適な寝床(ベッド)を買ってあげたい、それが親心ですよね。
恋人を作るよりも、結婚するよりも、犬をパートナーとして一緒に暮らしたい、そういう一人暮らしの人も増えているようです。
それだけ犬が人にとって身近な存在なのだと思います。