犬と猫は一緒に飼えるのか
犬と猫は違う動物
最初に大前提として頭に置いておかなければいけない事、それは「犬と猫は全てが違う別の生き物」という事です。どちらが可愛いなどと比べる事も出来なければ、愛情も平等にかけなければいけません。
テレビなどで仲良く寝ている動画などが放送される事がありますが、全ての猫と犬が仲良く寝るわけではありません。犬と猫もそれぞれ性格が違いますので、相性がある事を忘れないで下さい。
先住の動物優先
そして大事な事は、先に飼っていた方を優先する事です。犬が後から来ても猫が後から来ても、です。これには、優先順位を示す意味と先住の子に負担とストレスを減らす意味があります。
少なくとも自分のテリトリーに突然やってきた新しい家族に人間と違い受け入れるのに時間もかかりストレスも感じます。新しい家族ばかりを可愛がると大きなストレスを与える事になってしまいます。
我が家の愛犬・愛猫の場合
先住は猫
我が家は先に里親で生後2週間からミルクで育ててきたねこちゃんが先住でした。
当時1歳6ヶ月で新たに里親で3歳5ヶ月のわんちゃんがやってきました。
わがまま放題の姫のような性格だったので少し苦労しましたが、わんちゃんが人間以外興味無しの性格なので同居出来たなぁという感じです。スムーズに犬と猫の多頭飼いを進めたい場合は、どちらも幼齢期で同時飼いが良いとされています。社会性も学びあいながら成長できますが、幼い子犬と幼い子猫のお世話を同時にするのは少し難しいかもしれません。
顔合わせ
最初の顔合わせは、扉を挟み少し空けての顔合わせです。一般的に犬が先住の場合、猫を受け入れてくれる事が多いですが猫が先住の場合受け入れられず難しいとされているのでかなり緊張しましたが、初対面は特に喧嘩も無くお互い無関心でした。
時間をかけて
数日するとねこちゃんが怒るようになりこれはまずいと部屋を分け、振り出しに戻り少しずつ顔合わせをやっていきました。徐々に慣れてきたのか2週間ちょっとで部屋分けは終了しました。
慣れ
現在は同じ部屋で寝ていたりたまに走り回って一緒に遊んではいますが、お互い付かず離れずというような関係性に落ち着きました。
ねこちゃんは”新しい子がきても私は可愛がってもらえる”という自信が付き、わんちゃんには”ねこちゃんの次は僕が遊んで貰える”という認識がつき仲良くというより、「慣れた」という言葉がしっくりきます。特に体調に変化や抜け毛など無く暮らしているので同居成功です。
それぞれを理解する
飼い主の押しつけ
犬も猫も好きだからどちらも飼いたいというのは、飼い主の自由ですが犬や猫にまでそれを押しつけてはいけません。”一緒に寝て欲しい””一緒に遊んで欲しい”などと過度な期待は捨てましょう。そして、無理に仲良くさせないで下さい。犬や猫に大きなストレスを掛け思わぬ事故や怪我になりかねません。違う動物だという事をしっかり認識しましょう。
ご飯やおやつ
犬のご飯や猫のご飯はそれぞれ違うので同じ物を与えないようにしましょう。食べるようであれば、食べられないようにするかご飯の場所をかえたりと飼い主が工夫を施していきましょう。もちろんおやつも一緒にしてはいけません。きちんと分けて与えましょう。
終わりに
わんちゃんとねこちゃんを一緒に飼うとそれぞれの可愛らしさと、性格が良く分かりとても楽しくなります。時間も掛かり大変かもしれませんが、もし多頭飼いをしたいと思っている方のお力に少しでもなれれば嬉しく思います。楽しいわんにゃんライフを送りましょう。