ビビり犬の特徴って？
犬のビビりは、人間と同じです。
恐怖、不安、緊張、葛藤…。さまざまな心理が隠されています。
飼い主はその心理を汲み取り、愛犬を安心させてあげなければなりません。
ここではビビりの特徴と、そのときの愛犬の心理をご紹介します。
1.インターホンの音が苦手
インターホンが鳴ると吠える子も多いのではないでしょうか。
実はこれにはさまざまな心理が隠されていて、一概にビビりと断言はできません。
ビビりかどうかを判断するには、「吠えるタイミング」と「ボディーランゲージ」が重要となります。
インターホンが鳴ると吠える場合、以下をチェックします。
- インターホンの音に吠えているのか
- 来客者に吠えているのか
インターホンの音に吠えている
インターホンが鳴った瞬間に吠え始めた場合、それは「不安型」と「お知らせ型」に分けられます。
不安型は、「知らない人が来るかもしれない」「誰だろう、どうしよう」という不安な心理のために吠えます。
お知らせ型は、「誰か来た。ご主人様に教えなきゃ！」と、来客の存在を飼い主に教えるために吠えます。
来客者に吠えている
また、インターホンの音がしなくても吠える場合は、「来客者に対して吠えている」と分かります。
この場合、「なわばり型」、「興奮型」、「恐怖型」に分けられます。
なわばり型は、「自分のなわばりに入るな！」という、他人から家を守りたいという心理から吠えます。
興奮型は、「遊んでくれるかも。構ってもらえるかも。」という、嬉しさから吠えます。
恐怖型は、「この人誰？怖い！」と恐怖を感じることで吠えます。
上記で記載した不安型、恐怖型に当てはまる子は、ビビりの可能性が高いと考えられます。
その場合、絶え間なく連続してキャンキャンと甲高い吠え方になります。
愛犬の吠え方やボディーランゲージをよく見て、判断していきましょう。
2.知らない人や犬が苦手
上記でインターホンの音に対する犬の行動や心理についてご紹介しました。
では、もし知らない人が家に入ってきたとき、ビビりな犬はどのような行動をするのでしょうか。
好奇心旺盛な子、勇敢な子、積極的な子であれば、知らない人に対しても匂いを嗅ぐなど、近づこうとします。
しかしビビりな子は、知らない人が入ってきた瞬間に、近づくどころか、どこかへ隠れてしまいます。
また散歩中に出会う犬に対しても、不安を示す犬もいます。
自分から積極的に近づこうとせず、目すら合わせません。
3.風や雨の音が苦手
風や雨の音…。人にとってはなんの変哲もない、些細な、日常的な音です。
しかしビビりな犬にとっては、この些細な音でさえ、とても怖い音として聞こえている子もいます。
ましてや、犬の聴力は人間の4倍といわれています。
とくに台風の日などは「変な音がする」「あまり聞いたことない音だ」と、不安な顔をする子も多いようです。
また、過去のトラウマによって苦手になる子もいます。
例えば「無理やりお風呂に入れられた」「大雨の中、散歩に出かけた」など。
愛犬の様子をきちんと見て、雨が降っていたり、風が強い日などは散歩は控えるなどの判断が大切となります。
まとめ
上記でご紹介した項目以外にも、例えば雷や海など、犬によって苦手なものはさまざまです。
ビビりを克服することは難しいですが、飼い主によって緩和することは可能です。
あなたの愛犬がビビりな子であれば、できる限り恐怖心を取り除いてあげ、ストレスをためないように、快適に過ごしてあげてくださいね。
