犬が怖がる音その1:大きな音
花火
夏の風物詩でもある「花火」。ふだん聞き慣れない大きな爆発音ですよね。
しかし、その花火の音にビックリしてしまい、パニックになって家から逃げ出してしまう子もいるそうです。そのまま迷子しまう子も多いと聞きます。
近くで大きな花火大会などがある場合や、花火大会が近い場所をよく散歩する場合は、前もって花火の音に慣らしてあげる必要があります。
たとえば、花火の動画を見せてあえる事も有効です。光や音を聞かせてあげたる事で、事前に予習させてあげてみてください。
雷
雷が苦手なワンちゃんも多いですよね。ゴロゴロという大きな雷鳴を聞くと、お気に入りの避難場所や、飼い主さんにくっついて怯えていることはありませんか?
私の愛犬も、大きな雷が鳴ると、私のひざに乗って「抱っこしてて!」とお願いされます。雷が落ち着くまで「大丈夫だよ」と撫でながら抱っこしていれば、安心してくれているようです。
バイクや車の音
とくにお散歩中に近距離で聞こえる車やバイクの音は恐怖に感じるようです。このような音に慣れていないワンちゃんは、飛びかかろうとしたり威嚇して吠えたり、怖くて地面にへたり込んでしまうこともあります。
そのような場合は、バイクや車が通らないお散歩コースに変更してあげたり、バイクや車が通り過ぎそうな時は飼い主さんが愛犬を落ち着かせるようコントロールしてあげたり、事前に対策を取ってあげましょう。
その他にも、「ドライヤー」「掃除機」などの音を怖がることもあります。大きな音を出すときは、電化製品などを使う事を、愛犬が分かる形で事前に伝えたり、避難場所に居てもらうようにすると良いですね。
犬が怖がる音その2:高い音
食器や金属同士がカチャンと当たる音
金属音や陶器があたったり割れたりする音を嫌う犬もいます。私の愛犬は食器にスプーンが当たる音でもビックリして身を屈めたりします。食器や金属のものは音を立てないように気をつけるようにしています。
人間の女性が発する「キャー」
嬉しい悲鳴の「キャー」や、恐怖の悲鳴の「キャー」は、犬がビックリする音です。とくに若い女性は悪気無しにいきなりこのような音を出してしまうことがありますが、犬が近くにいる場合には、意識して出さないようにしてあげて下さいね。
犬が怖がる音その3:高周波数の音(モスキート音など)
犬と人間の耳が聞こえる範囲はそれぞれ次のようになっています。
- 犬の可聴域約40~65000Hz
- 人間の可聴域約20~20000Hz
特に高音域が人間と比べるとかなり違いますよね。ですので、犬は人に聞こえない「高周波数の音」をよく聞き取ることができます。
この性質を、ムダ吠えや興奮する癖を直すために利用するしつけ方法もあります。たとえば、犬が吠えれば高周波音を出して、注意を音に向け、これを何度も繰り返すと「吠えるとイヤな音が聞こえる」と覚えることによって、吠えることを抑制する効果があるそうです。
高周波音を出せるアプリや動画もあるそうなので、もししつけなどで使ってみたい人は参考にしてみてくださいね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。犬が怖がるような音を把握して、怖がること要因を減らしてあげるのに役立てていただければ幸いです。
また、犬が怖がる音を利用してしつけを行う方法もありました。犬のストレスにならない程度に利用してみるのもいいですね。