犬の問題行動1:吠える
犬の「吠える」という行動には様々なパターンがあるのでパターン別に詳しくご紹介します
他の犬に吠える
散歩中に怖がってまたは近づきたくて吠えてしまうタイプ
対処法
愛犬が相手を意識してしまう前にアイコンタクトをとって飼い主に集中を向けるようにします。
そして相手との距離を取り、相手が通り過ぎるのを待ち(待ってる間におやつで意識を集中させてあげるのも有効)吠えずに通り過ぎるのを待つことができたら、ほめてあげましょう。
犬同士がお互い目が合わないように飼い主が間に入ってあげるようにするとより落ち着いて対処できます。
人に対して吠える
警戒心から吠える、嬉しくて吠えるタイプ
対処法
犬が人に対して吠えてしまう原因は、犬が小さい頃に色々なものや人に接する機会が少なかったことによる社会化の経験不足ですが、こちらも飼い主に集中を向けさせることで対処できます。おやつを使用して人に慣れさせる場合は「犬の頭から手を出さない」「犬と体の高さをあわせる」「犬と目を合わさない」などに注意して行ってみましょう。
来客に対して吠える
自分の縄張りに入ってきたと思い警戒して吠えるタイプ
対処法
いきなり来客を迎えるのではなく、犬と一緒にお客さんを迎えに行き、お客さんからおやつをもらうなど仲良くなってから自宅に戻ってみましょう。出来れば、来客の方に先に家の中に入ってもらい、後から飼い主と愛犬が戻るようにすると侵入者が入って来たという感覚が少なくなります。
かまって欲しくて吠える
希望を叶えたい、注目して欲しいと要求して吠えるタイプ
対処法
根気比べになりますが、遊んでほしい、かまって欲しくて吠え続けている場合は要求に応じることなく徹底して無視するようにしましょう。あまりにも吠えるからと要求に応じてしまうと、吠えれば要求が叶うと学習してしまい吠えを強化してしまうことにもなるので注意しましょう。
犬の問題行動2:動くものを追いかける
普段はとても落ち着いて歩いているのに自転車やバイク、猫、鳩など動くものを見ると急に走り出したり、激しく吠えるタイプ
対処法
動くものを追いかけたいと思うのは犬本来の狩猟本能が強く残っている子に多く、本能を完全に抑えることは難しいです。ですが、お散歩中に危険にさらされるのを防ぐために飼い主が上手に行動をコントロールしていきましょう。
リードは常に短く持ち、反応しそうなものが近くを通る場合は犬の気持ちを落ち着かせるために、その場で「おすわり、まて」の指示を出し対象が通り過ぎるのを待つようにしてみましょう。
犬の問題行動3:ものをかじる
おもちゃ以外に家具などをかじるタイプ
対処法
犬は元々噛みたいという欲求をもっていますが、一緒に生活している中で噛んでほしくない物は沢山あります。一番大切なことは噛まれて困るものは届かない場所に収納しておくことです。『ここなら大丈夫!』と油断せず絶対に届かない場所に収納しておきましょう。
また『全てのものを噛んではダメ!』では犬の欲求が満たされずにストレスになるので噛んでもいいおもちゃをあげることも忘れないでくださいね。
まとめ
犬と一緒に人間社会で一緒に生活していくためには人に都合の悪い行動はさせない必要があります。
また問題行動と言われている行動には、原因があると考えられており、愛犬がどうして問題行動をとるのか発生原因を探ることが問題解決の一番の解決方法です。
愛犬とのコミニュケーションは十分にとれていますか?お散歩が少なく運動不足になっていませんか?今一度、愛犬との信頼関係を見直してみましょう。