インターホンに吠える原因とは
人が大好きで『人が来た!!』と興奮して吠えてしまうタイプ
このタイプの犬は「インターホンが鳴る=人が来る」と条件つけられている子です。
条件つけられているので、なおすのには手間と時間が掛かりますが、「インターホンが鳴る=大好きなことが起こる」という新しい条件つけを始めてみましょう。
ご褒美はその子が大好きなものでおもちゃでもおやつでも大丈夫です。
対策
インターホンが鳴ったら吠える前にフードをばらまきます。おやつに気をそらすことで興奮を落ち着かせる方法です。これを繰り返し行うことで「インターホンが鳴る=いいこことが起こる」と覚えてもらいましょう。おもちゃが好きなタイプの子はインターホンがなったらすぐにおもちゃを投げます。可能なら「もってこい」までできるといいのですが最初はインターホンに吠えるよりもおもちゃに集中して吠えないでいてくれることが大切です。
「もってこい」が出来る犬は、もってきてくれたらごほうびをあげることを対応が終わるまで続けてあげましょう。対応が終わったら思いっきり一緒に遊んであげましょう。
一人でトレーニングする場合は、タイミングよくインターホンの音が鳴らせるように録音しておくのもおすすめです。協力者がいる場合は鳴らすタイミングを電話などで打ち合わせしながら行うとスムーズですよ。
インターホンの音=仕事だと思って吠えるタイプ
このタイプの犬は「インターホンが鳴る="誰かがきたよ"と家族に対して教えることが自分の仕事」だと思っている子です。お仕事が好きな子には「インターホンが鳴る=吠える」ではない他のお仕事を見つけてあげましょう。
対策
例えばインターホンが鳴ったら自分のマットに行く、もしくはクレートに入る、飼い主さんの傍に来てお座りでもいいです。いきなりは難しいのでまずは音は無しでマット、クレートの指示でその場所にいけるように、「おいで」の強化トレーニングしてから実際に音を鳴らして実践です。
吠える以外に簡単なことでもいいのでゲーム感覚で出来ることを見つけてあげましょう。
勿論、成功したらしっかりと褒めてご褒美をあげてくださいね。
また『知らせてくれてありがとう』のご褒美を上げることで興奮が落ち着くタイプの子もいるので興奮して『誰かがきたよ』と吠えている子に『ありがとう』と言いながらご褒美をあげることで興奮を抑えてあげるのもひとつの手段ですよ。
音に敏感で怖くて吠えてしまうタイプ
このタイプの犬はインターホンの音に限らず音に対してとても敏感に反応するタイプの子です。まずは音に慣れてもらうことから始めてみましょう。
対策
音に慣らすトレーニングはごはんを食べているときや遊んでいるときなど、楽しいと感じている時に聞こえるようにしてあげるとその音が聞こえるといいことが起こるとインターホンの音の印象を変えることができます。最初は大きな音よりも気にならない程度の小さな音からトレーニングしてみてくださいね。
どうしても使用しているインターホンの音に慣れない場合はインターホンの音を変えてしまうのも有効な作戦です。
まとめ
どのタイプの子もインターホンの音に集中して吠えてしまうよりもインターホンの音=いいことが起こると覚えてもらうことで吠える回数をコントロールしてあげましょう。上記以外の理由で吠える子もいると思いますが音に集中するよりも何か気をそらしてあげられることを見つけてあげてください。
また、今まですぐに反応して吠えてしまう子がちょっと吠えるタイミングは遅くなってきただけでもトレーニングの大きな効果です。いきなり100%吠えを止めることは難しくても根気よくトレーニングを続けることがとっても大切なことなので諦めずに愛犬にあった方法でトレーニングしてみましょう。